先日 DeNAファウンダー 南場さんの講演に行ってきました。不格好経営という
本の中でチームDeNAを熱く語っていて、飾らない内容であり主にその話とリンク
する講演でしたが興味深いものでした。
マッキンゼーを退職してDeNAを創業してから今に至るまでの出来事をいろんな
エピソードを交え、楽しく語ってくれました。またその人柄も伝わる話しっぷりで
好感が持てました。その一方でベンチャー経営者として修羅場をくぐってきた自信
も伝わってきました。
大前さんのところで鍛えられたということで今でも大前さんが怖いということらしい
のですが興味深かったのは自身の旧職である経営コンサルタントという職業に
対する考え方です。
講演の中でも本でもコンサルタントという職業は嫌い、マッキンゼーでの仕事は
今の仕事に全く役に立たなかった ということを述べられています。そして自分の
会社の社員をチームDeNAと表現していました。自分の会社が、みんなが大好き
ですとおっしゃっています。
このコンサルタントに対する考え方が非常に興味がありました。
コンサルタントはアドバイスするだけで実行者にはなれないという考えから始まり
実際に経営者にアドバイスする仕事から自分が経営者として実行するときに
これほど実行するというのは怖いことなのかということを実感した、経営者となって
みて実行する、決断する事の重さがわかったというような内容でした。
大前さんにはこのくだりについて物言いがつけられているようで そのことを
問われると恐縮していましたが、私には経営者として決断して実行して会社を
運営してきた、とことん仕事をしてきたという自負に聞こえ、共感が持てました。
仲間を大切に、とことん仕事をする。 そういったメッセージが強く発せられていたと
感じました。
とことん仕事をする、肚のすわった女性経営者でした。