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今日は自閉症のU君のプール同行
天気はいいのだけど
寒波到来で、寒い!
明日からもっと寒くなりそう
まだ、今日はマシかも・・・
なんて思いながら
プールまでの道を歩いてGO!
最近、僕の名前も覚えてくれている
「イクヨ」「マル」
大きな道路を渡るときも
「アカ、トマレ」「アオ、マル」
と、調子がいい・・・
車の少ない路地を通る
「ハシル・・」言ったかと思うと、走り出そうとする
「だめ!バツ」と戒める
ニコッと笑い手をつなぐ
そんな繰り返し何度かあり
プール到着
中で1時間半、しっかり全身運動
U君は少しぽっちゃりで
ダイエットとストレス発散には
プールが一番!
彼も楽しみにしているようで・・・
プールから出て
シャワールームへ
水着を脱いで、足で踏んでしまう癖を
何とかしたい・・・
ご家族の声があり
U君の脱いだ水着はすぐに預かって
僕が手で洗う・・
すると、僕の水着を取り
U君の手で洗ってくれている・・・
U君はシャワーも大好き
僕は先に出て、着替えを済ませる
今日はすべて順調、時間もピッタリだし・・・
しかしU君シャワー、長い・・・
何とかシャワーにキリを付け
バスタオルを渡したそのあと
5~6歳の子供が3人
プールからトイレにきて
シャワーを浴び、また走って戻る・・
体を拭き始めたU君
急に興奮し、シャワールームへダッシュ!
「ワー」「ナンダヨー」「アブナイ」
「待って、U君」「ダメ、ダメ」「危ない」
必死で止めて、着替えを勧めるが
U君の興奮は、おさまらない
興奮すると、U君は低い声になり
周りからも怖がられてしまう
「U君、大丈夫だから、行・く・よ」
子供大好きなのに・・・
必死でなだめながら、プールを出る
帰り道、U君の声は低い
何が起きたのか一生懸命考える
子供と遊ぼうとすることはあっても
あの声はなんでだろう・・・・
何度も情景を振り返る
大通りを渡り、路地に入る・・・
あっ!
わかった
U君はプールへ走っていった子供たちに
「ハシッタラ、アブナイ!」
そう伝えたかったんじゃないか・・・・
そう思うと、U君のやさしさが
たまらなく愛おしくなる
「解ってやれなくてごめん、U君は注意したかったんやね」
「そうか、ごめんごめん、偉かったねー」
思わず抱きしめ、話をしながら
帰りの道を急ぐ
いつの間にか、U君はいつもの声に変わり
「マタネ、バイバイ」
家まで送り終えて
すこし、ほっこりした気持ちになった
今日は月に一度の
障がい者Mさんの入浴介助
入浴と言っても
近くのスーパー銭湯でのシャワー浴なんだけど
いつも通り、カウンターで感じの良いお姉さんの受付を済ませ
ロッカーもほぼいつもの位置
準備OK!
Mさんを介助してシャワーへ
・・・で、いつものシャワーチェアーを・・・
無い!
いつもある棚の横に
暫くして、別の職員の方が
「あーあの椅子はちょっと事故があって、全店置かなくなりました」
あの、もう裸になって座るの待ってるんですけど・・・
Mさんはきつそうに、立ったままだし・・・
「何か代わりになるものないですか?」と聞く
「こっちの塩サウナの椅子でいいですか?」
棒立ちのスタッフに
「とりあえず持ってきていただけますか、すぐに座らせたいので」
スタッフはしぶしぶ持ってきて
「終わったらここに置いてていいですから」
「ありがとうございます」
Mさん、さすがに「早う、してくれ」
サウナの椅子は少し高く
Mさんの両足が浮いてしまう
仕方なく普通の椅子を3段重ねて一度座って頂き
足を洗う時だけ、サウナの椅子を利用する
変わったら、変わったで、なんで受付で言ってくれんかったんやろ
感じの良い女性スタッフは、このこと知ってたんやろか
入浴を済ませ、受付カウンターに聞いてみると
また、先ほどの男性スタッフが
「もう二度と、あの椅子を置くことはございませんので」
それは、僕たちにもう来るなっていうこと?
会社の方針で決められたことはしょうがないけど
Mさんは、見た目オラオラ系で、強そうに見えるし
言葉はしっかり出て、ちょっと悪そうに見える
でも、頸椎損傷で四肢に麻痺があり
介助なしでは歩行もできないし
月に一度のここでの入浴を楽しみにされている
世の中から・・・切り捨てられた
そんな気持ちがよぎる
来月からどうしよう
他の銭湯を探すか
シャワーチェアー持ち込みならどうか?
まだ予定が決まらない・・・



