あの娘が逝ってしまって2か月ほど経つ頃、あの娘が最後に観た映画を観に行った。
誰もが知る大ヒットアニメの映画。
私は一度も観た事がなくストーリーや背景も知らない。
ストーリーも分からないまま、ただただ、あの娘はこの映画を観て何を想っていたんだろうと考え出したら序盤から終始涙が止まらなかった。そして最後に大切な人が去り逝き、葬いの様な歌が流れるエンドロールと共に泣き崩れただけだった。
それからまた食欲も無くなり、喪失感が増したまま2日後くらいに私の気持ちも限界になりかけ、仕事にも向かえずに休み、私も消えてしまいたいと家族のLINEに送ったりして一日中寝込んでいた。
そのまま夕方頃、『あ〜寒い〜!』と言う声と共に冷やりとする感じ、あの娘が布団にもぐり込んで来る姿がはっきりと見えた。
学校か、何処かへ行ってたのか、帰ってきて布団に入って来た。
そして戯けた顔で『ママがお菓子いっぱい食べちゃうからすぐ無くなっちゃうって、ババがブツブツ行ってたからお菓子買って来たよ〜』
と言われたところで私は目が覚めた。
勿論、あの娘もいないし何の変化もない。
ただ、私を回復させる為に現れたのだと思った。
すぐに起きてお線香をあげた。
冷やりとした感覚は最期に触れた冷え切ったあの娘の身体の冷たさと同じ感覚だった。
あの娘が逝ってしまってから毎日、夢でもいいから会いたいとどんなに思っても全く出て来なかったのに、あの日に限って現れ、はっきりとあの娘の顔が見えた。
私の側に居て私を見ているんだと思えたら少し気持ちを持ち直せた。
こんな事って本当にあるんだと思う不思議な体験だった。
あの日からはまだ現れていない。
#子どもに先立たれた #不思議な体験 #遺された #遺族
#最愛の人 #別れ #生きる意味
誰もが知る大ヒットアニメの映画。
私は一度も観た事がなくストーリーや背景も知らない。
ストーリーも分からないまま、ただただ、あの娘はこの映画を観て何を想っていたんだろうと考え出したら序盤から終始涙が止まらなかった。そして最後に大切な人が去り逝き、葬いの様な歌が流れるエンドロールと共に泣き崩れただけだった。
それからまた食欲も無くなり、喪失感が増したまま2日後くらいに私の気持ちも限界になりかけ、仕事にも向かえずに休み、私も消えてしまいたいと家族のLINEに送ったりして一日中寝込んでいた。
そのまま夕方頃、『あ〜寒い〜!』と言う声と共に冷やりとする感じ、あの娘が布団にもぐり込んで来る姿がはっきりと見えた。
学校か、何処かへ行ってたのか、帰ってきて布団に入って来た。
そして戯けた顔で『ママがお菓子いっぱい食べちゃうからすぐ無くなっちゃうって、ババがブツブツ行ってたからお菓子買って来たよ〜』
と言われたところで私は目が覚めた。
勿論、あの娘もいないし何の変化もない。
ただ、私を回復させる為に現れたのだと思った。
すぐに起きてお線香をあげた。
冷やりとした感覚は最期に触れた冷え切ったあの娘の身体の冷たさと同じ感覚だった。
あの娘が逝ってしまってから毎日、夢でもいいから会いたいとどんなに思っても全く出て来なかったのに、あの日に限って現れ、はっきりとあの娘の顔が見えた。
私の側に居て私を見ているんだと思えたら少し気持ちを持ち直せた。
こんな事って本当にあるんだと思う不思議な体験だった。
あの日からはまだ現れていない。
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