7月23日。
この日、
私は天才の人生について考えていた。
高校2年生までピアノを習っていた私は
モーツァルトの曲も弾いたことがある。
モーツァルトが特に好きというわけでもないが
彼の作品集をCDで買い求めたこともあった。
高校の音楽の時間に
「アマデウス」というモーツァルトの人生を描いた映画を見せてもらった。
なるほど天才とはここまで人に恨まれることもあるのかと
恐ろしい気持ちになったものだ。
死に際が恐ろしいと言えば
画家のゴッホもそう。
絵を描いても描いても評価してもらえないゴッホだったが
彼が精神を病んで片耳を切り落とした挙句、
上手く描けない苦しさから
銃で自殺したゴッホの映画「炎の人ゴッホ」を家のテレビで見て、
何とも言えない悲しさがこみあげてきたのだった。
天才の人生とは
本当は数奇なものかもしれない。
モーツァルトのように幼い頃から腕を認めてもらえた場合も
ゴッホのように死んだのちに認めてもらえた場合も
天才だから背負う人生は、それほどしあわせではないように思えるのだった。