TIG溶接 TN-P 薄肉固定管 実技 (*'▽') | 溶接マン WELDING

溶接マン WELDING

溶接の基礎知識・技術そして魅力

 北海道、地震がすごかったみたいですね。

結構、甚大な被害のようです。

この前の西日本の豪雨の災害といい、最近は自然災害が

頻繁におきていますね。他人事じゃないㇲね。汗

いずれは自分にも被害被る日がくるかもしれない。

 

備えは必要ですな。(っていっても何をすればいいんだ?)

とにかく、いつ何時なにがあるか分からない世の中ㇲから、

一日一日悔いのない人生を送りたいですな。ニコニコ

 

さて今日はTN-Pの配管溶接をやってみたことについてです。

試験材料、SUS304の肉厚3mmぐらいで突合せでV型開先を作ります。

パイプ用の開先加工機は無いので、グラインダーで削りました。滝汗

電極セリタン(セリウム2%入りタングステン)は2mmなので、

トーチのコレット・コレットボディも2mmに変えます。

ノズルも口の大きいものに変えます。

サイズは8かな?出口内径12.5ぐらいだったと思います。

口が広いほうがローリングがやりやすいからです。口笛

セットOK!!電極突き出し長さは2~3mmほどかな。

出すぎてるとローリングしにくいんㇲ(;´・ω・)

そして、試験材料を真っすぐ突合せて四方に仮付けします。

なるべく等間隔がいいすね。

仮付け位置から180度真後ろ。

でその半分の中心位置とその180度真後ろ。(上の絵の黄色の位置)

そして、専用冶具に固定します。

上のフタはバックシールドガスが漏れないようにするためですが、

ある程度抜けるようにしとかないと、ガス圧で裏波が凹みむので

軽くセットして、管の下側も少しスキマをあけておきます。

 

ここから溶接していきます。

溶接条件 クレータ有り

初期電流 20A 

一層目・通常電流 90A 二層目・通常電流 80A~75A

クレータ電流 20A

プリフロー 0.2秒 アフターフロー 5秒

 

シールドガス流量 トーチ 10~15 l/m

バックシールド  5 l/m 以下

(バックシールドは少なめにしないとガス圧で裏波が凹む恐れがあります)

 

まず、一層目ナメ付けでオーバーヘッドからスタートっス。

真下の仮付け位置から真上の仮付け位置まで180度。

90Aと高めなのであまりプールを溜め過ぎないように、

トーチ先端を当てながら溶け合わしていきます。

一層目からローリングの場合は70Aぐらいに

電流を下げたほうがいいかもしれないすね。

向き注意です!!この向きで溶接しないと失格らしいです。

仮に真下から奥側に180度進んでしまったら、アウトなんでガーン

次は向きを変えて横向きですな。

横はどちら側から進んでもいいそうです。

蝶ネジが邪魔するんでやりにくいっスね。(ボルト変えたほうがいいんじゃ・・・)

一層目走ったら、次は棒入れで二層目です。

溶加棒はSUS304・径2mmの棒を使用します。

ローリングで幅を広くとって、進むスピードが速ければ

90Aぐらいでもいいですが、じっくりゆっくりタイプは

70A~75Aに下げたほうが無難ですな。

でも電流低めに設定するとトーチ向きによって

棒の先端が玉になりやすいので気を付けましょう。えー

    

まま、こんなもんかなあ・・・・やっぱしパイプはムズイっす。

これでもキレイにできたほうですな。

 

いつでも最低限これぐらいのビードがひけるようになりたいㇲね。

こんなふうにできるようになるのは、いつなのかしら・・・

うーん・・・(;´・ω・) キレイ過ぎる・・・・

人間技じゃねーなこりゃ・・・・

練習あるのみですな・・・ではでは~(^▽^)/