TIG溶接は主に薄物で活躍してるんで、
SUS薄板1.2mmの板で突合せや角の継手溶接の練習をしてみます。
仮付けは一瞬っス。
まず、板同士を密着させて(スキマ厳禁)、中心部から仮付け。
溶接条件はプリフロー0.2秒、アフターフロー5秒 溶接電流65A~70A。
シールドガス流量10~15m/lぐらいです。
トーチスイッチを空押しして、シールドガスを出した状態で真ん中の継ぎ目をパチッと溶接。
仮付けはやり過ぎると後の作業に悪影響なんで、ちょびっとだけ付けることを意識する。
五か所ぐらいしたら、さらに2枚追加して四角に曲げてパイプ型にします。
ここから角継手。両端をきっちり押さえながら5~10mmの長さを溶接。
ここも先ほどと同じようにガスを出した状態でパチパチっと溶接。
そのまま走りたいとこだが、端っこは穴が開きやすいので、
端はすべて溶接しておいたほうが無難です。
ここから本溶接に入ります。
本溶接条件はパルス200Hz パルス電流4A 溶接電流45A~50A。
40A以下にするとなかなか溶け合わないため、
その分長くアークを当てることになり熱ひずみが大きくなる。
なめ付けはTIG溶接の基本なんで、ぜひとも習得しときたいっすね。
ブラシで磨いたら、こんなキレイになる
TIG溶接はほぼ外観で良いか悪いか決まるので、
キレイな溶接を心掛けたいもんですな。
今日はこんなところです。
お疲れさまでしたあああ