チュードルのデイトデイ 7020/0。1969年製。

この時計を手に入れたのは、かれこれ４年ほど前になる。

入手時、不具合ありだったため安く買えた。

これまで手に入れてきた時計たちが不具合があってもオーバーホールでよみがえるのを見てきたことから、オーバーホールに出せば問題なく使えるだろうと安易に思っていたが、とんだ食わせものだった。

最初にオーバーホールに出した時計店（元日本ロレックス公認店）で修理が一度は完了するも、不具合が残存することがわかって振り出しに。

お店のコネで外国にもいろいろあたってもらったのだが、不具合部分の部品がどこにもないようで、長年預けたままだったが、昨年の冬に直すメドがたたないからと返されてしまい途方にくれていた。

今年に入ってすぐ、ダメもと覚悟で違う時計店（元日本ロレックス公認店）へ時計を預けて修理できるか見積りをお願いしていた。ベテランの技師さんは、かなりの確率で修理不能やと思われるようなことを言っていたが、コネで外国をほうぼうあたってくれて何とか部品を調達できたようで、先日無事に手元に帰ってきた。

修理代は高くついたが、入手して４年経ってようやく使える状態になったのは感慨深い。

キャリバー1895が搭載されたデイトデイ（7017,7019,7020）をお持ちのみなさん、どうか大事に使って下さいね。

キャリバー1895は、これらデイトデイにしか搭載されておらず、短命で製造中止になった模様。１軒目の技師さんいわく、この型のデイトデイをいくつか修理してきたが、修理不能になるやつは全部同じ部分がダメになるとのことだった。そういう不具合が出るところがあって、違うキャリバーを次のモデルでは載せるようになったのではないかと。真実かどうかわかりませんがね。

チュードル デイトデイ 7020/0

チュードルデイトデイ 7020/0