
1972年の札幌オリンピックの70m級ジャンプでの金銀銅独占。
笠谷幸生が1位、金野昭次が2位、青地清二が3位。日本人が冬季オリンピックで初めて表彰台を独占したあのシーン。
僕は9歳だった。
1970年の大阪万博には連れて行ってもらえず、家にはテレビも無い時代。
我が家に中古の白黒テレビがはじめてやってきたのは、確か1971年のことだったと思う。
あの頃は電話もテレビも何軒かに1軒しか無かった。
まさしく「Always 3丁目の夕日」の世界である。
本当は白銀の世界を、白黒の世界を通じて想像力を膨らませて夢を膨らませて思い描いていたあの頃。
あの表彰台を独占したジャンプは、アナウンサーの解説と白黒映像とともに、いまだに脳裏に焼きついている。