らでぃっしゅぼーやの卵は、「平飼い自然卵」。
牛乳パック再利用の古紙100%のモールドに入って届けられる。
モールドの内側にはこう書いてある。
「平飼い自然卵」
「広いスペースでのびのび運動した鶏が産んだ健康な卵です
◎非遺伝子組み換え分別の餌を与え、採卵期の鶏には抗生物質を使っていません。安心してお召し上がりください。
◎黄身の色に濃淡があるのは餌の好みの影響です。また、鶏の月齢や水分摂取量の影響で、卵白が軟らかくなる場合があります。自然に合わせた飼育をしているためですので、ご了承ください。」
気になることは、調べてみよう~

まず、「平飼い」とは何か?
それから、「非遺伝子組み換え分別の餌」、「採卵期の鶏には抗生物質を使っていない」っていうのも気になりますよね。
「鶏の飼い方を大きく分けると、鶏を運動場で自由に行動させる放し飼い、ケージに囲って餌や水をやるケージ飼い、その中間で、小屋に囲って土の上で飼う平飼いの3つ」、「単純に言えば、機械が管理するのがケージ飼い。人が管理するのが平飼い。鶏が自主管理するのが放し飼いです。」(放し飼い養鶏の天国と地獄、有機栽培への遥かな道 サイトより)
ちなみにこの方は「放し飼い」養鶏にチャレンジしていらっしゃるようです。
ケージ飼いというのは、いわゆる鶏卵を効率的に大量に生産するために生み出された仕組みです。
放し飼い養鶏の上記サイトからさらに引用させていただきますと。。。
「企業養鶏では、何十万羽、何百万羽単位のウィンドーレスのケージ飼いがほとんどで、餌、水、温度、湿度、日照時間(電気照明)、採卵など、管理がオートメーション化されており、1年を通じて95%以上の産卵率を維持しています。たまごが安いのも、この効率化追求のおかげといえます。」
「これに対して、鶏の健康を考え、卵の安全性や味に重点を置いているのが平飼い。規模もせいぜい数万羽単位で、それだけ人の目が届きやすくなります。」
「平飼い」についてはこれでだいたい理解できたかなと思います。
ひら飼い鶏舎の写真見つけたので貼っておきます。ちょっと窮屈な感じもしますが。。。
平飼い鶏舎
ところで、「平飼い」だったらなんでもいいというわけではないのです。
「平飼い」を売りにして、とんでもない飼育をしている養鶏業者もあるらしいから怖い。
逆に、ケージ飼いでも、徹底した安全管理・品質管理をしている業者もたくさんあります。(工場のようですけどね。)
ちょっと怖い写真を見つけたので参考までにリンク張っておきます。
平飼いだからよいというわけではないのです。
平飼いといってもどれだけの広さにどれだけの鶏を飼うのか、どんな餌を与えているのか、どんな衛生管理がなされているのか、などなど同じ平屋建てに住む住民でも「ごみ屋敷」から掃除の行き届いた「きれいな一軒家」までさまざまあるってことですね。こういう写真を見ると、「何平方メートル当たりに何羽」とか、「鶏舎の環境」とか、そういうことも知りたくなりますよね。
卵産地レポート
ちょっと怖くなるような記事です。
ただ、アニマルライツ(動物の権利保護)を目的としているサイトの記事なのですが、写真の撮り方にやや意図的なものを感じてしまいます。平飼いの実情について、公平な情報を提供して欲しいところです。
さて、らでぃっしゅぼーやと契約して平飼い自然卵を生産している有機栽培農家の方のブログ を紹介しておきます。 「きれいな一軒家」で「おいしい卵」を育てている様子が伝わると思います。
平飼い自然卵カテゴリーの記事については→ (その1) (その2)
次回は、非遺伝子組み換え分別の餌、養鶏における抗生物質などについても調べてみたいと思います。
安全・安心でおいしい食を求めて
