ワイナリツアーの前にランチにまいります。

予約したツアーにお昼が付いていなかったので、

ツアーガイドが「オススメだよ」と言ったレストランに行くことに。

 

 

肉焼き場

 

 

アルゼンチンは牛肉大国というのをご存知でしょうか。

私は大学の専攻が畜産であるにも関わらず、

来るまで知りませんでした(笑)

 

国民一人当たり消費量世界第2位(お隣ウルグアイにここ何年かで抜かれたとか)、

ちなみに牛の数の方が人間の数より約1.3倍多いそうです。

「主食は?」と聞かれたら日本人が「米」と答えるのに対し、

アルゼンチン人は「牛肉」と答えるらしい。

穀物じゃなく、肉が主食になるということがあるのにビックリ(^^;)

確かにバスで移動中、あちこちで放牧されている牛を見た。

 

で、レストランにはこんな感じで肉焼き場があり、

次から次へと炭火で肉を焼きあげていく。

う~ん香りがたまりませんなぁ♪

 

 

 

お店にはアルゼンチンワインもズラリ

 

地元シンガーがアルゼンチンの曲を歌う。雰囲気よし

 

 

で、お店の方に注文を聞かれたので、

ちょっと豪華にフィレステーキ400gを注文。

それでも1,300円くらい。

 

ウェイター「付け合わせのサラダは何にしますか。

レタスサラダ、トマトサラダ、ミックスなどあります」

 

私「じゃあトマトサラダで」

 

ウェイター「飲み物は」

 

私「セルベッサー♪」

 

ウェイター「1リットルしかないけどいいですか」

 

私「え?」

 

ウェイター「350ml、500mlは売り切れで、1リットル瓶しかないけどいいですか」

 

私「うん…じゃあ1リットルください…」

 

 

 

 

昼からセルベッサー!しかも1リットルー(笑)

 

 

やってきたトマトサラダ

 

 

うん、トマトサラダってかトマトだよね?

トマトの輪切りだよね?

 

 

これを見て、美味しんぼのサラダ対決を思い出した私。

 

究極vs至高のサラダ対決という対決があり、

究極側(山岡さん)が色々工夫したドレッシングを使ったサラダで挑んだのに対し、

至高側(海原雄山)が、

 

テーブルにトマトの植木鉢ドスー!

 

 

雄山「これが至高のサラダだ。どうぞ召し上がれ」

 

 

という名シーンがある。

 

雄山いわく

ドレッシングなどをかけて無理して生野菜食べなくていい、

そのままでうまいトマトこそ至高のサラダ、

ということらしい。

興味のある方は美味しんぼ34巻をぜひご覧ください。

 

その精神を見事に受け継いだトマトサラダ(笑)

オリーブオイルもバルサミコ酢もなんなら塩もなくトマトだけ。

いや、おいしいんだけどね。

 

 

やってきたフィレステーキ

 

 

この店には「盛り付け」という概念はないらしい(笑)

焼かれたステーキがゴロンと転がされてる。

 

 

味付けは塩と胡椒。実にシンプル。

 

 

だがうまーーーい( ゚Д゚)

 

 

炭火で焼いた肉ってなんでこんなにおいしいんだー!!

フライパンでは出せないこの独特のコゲ臭!

そしてこの肉汁あふれる焼き加減も絶妙っすよ、焼き場の兄ちゃん!

はぁ~たまりません♪

 

 

 

さて、1リットルのセルベッサ、

大量のトマトの輪切り、ジューシーなお肉を堪能した後は、

ワイナリツアーへ。

 

 

 

ワイナリー

 

 

どこまでも広がるブドウ畑

 

タルが並ぶ

 

品質チェック中

 

 

白ワインと赤ワイン試飲

 

もちろん購入可能

 

 

私は翌日また国境越えがあるので、お土産は断念しました。

 

 

 

~ペケーノ事件簿~

 

昼に豪快に肉&1リットルのビールを食らったにもかかわらず、

夜も食欲全開!

 

そしてワイナリーに行った影響で、ビールではなく、

「今日の夜はステーキ&ワインにしよ♪」

と思い立つ。

 

ということでホテルのそばにあった有名なステーキ店にお邪魔。

 

「El Charrua」というお店

 

 

 

が、アルゼンチンは本当に食べる量が多い…。

「アサード(焼き場で焼いた牛肉の盛り合わせ)」

「パリージャ(焼き場で焼いた牛肉・豚肉・鶏肉&内臓肉の盛り合わせ)」

といった肉料理があるけど、

日本人の3~5人前に匹敵すると、地球の歩き方大先生が言っているので、

食べたいけど、さすがにムリだなぁ…と思っていた。

 

で、店員さんに少ない量のやつを注文することに。

プルママルカで出会ったマリーとの会話で、

ちょっとさすがにスペイン語を勉強しようと思い、

アプリでスペイン語の単語をちょこちょこ勉強していた。

 

 

店員のお姉ちゃん「注文は?」

 

私「(メニューのステーキのコーナーを指さしながら)ペケーノ(小さい)ある??」

 

店員「ん~、このペッパーステーキはペケーノよ」

 

私「ペケーノ(小さい)?」

 

店員「ペケーノペケーノ」

 

私「じゃ、これで」

 

店員「付け合わせのポテトはどうしますか?

フリト(揚げる)、ピュレ(マッシュポテト)、クレマ(クリーム)…」

 

確かクレマってクリームスープだよな。

ボリビアでcrema champinonでキノコのクリームスープ出てきたし。

ステーキとポトテスープいいな♪

 

私「クレマで♪」

 

店員「飲み物は?」

 

私「(ワインリストの一番上を指しながら)ポルファボール(ください)」

 

店員「ブランコ?」

 

私「ん?」

 

店員「ビノブランコ?」

 

ん、なんだ?

なんか聞いたことあるけどわからない。

 

私「シー(うん)、これこれ(指さしながら)」

 

店員「OK」

 

 

注文完了!

いや~私もちょびっとだけスペイン語覚えてきたわ~♪

 

 

なんて思っていたら、やってきたビノブランコ。

 

 

白ワイン

 

 

 

あああーーーー!!!

しまったーーーーー!!!!

 

 

 

ビノブランコは白ワインだ…。

なんか聞いたことあるなぁと思ったら…そうだよ、白ワインだよ…。

適当にリストの一番上を頼んだら白ワインだったのね…。

 

なんでこんな重要な単語忘れてたんだ!

vino blanco(白ワイン)

vino tinto(赤ワイン)

は超重要単語ではないか!

母、父、妹、弟とか覚えたけどどうでもいいよっっ!!

バカ、私のバカ!!

 

 

あ~お姉さんにステーキに白ワインなんてこの東洋人わかってないわ~

と思われたに違いない…。

くぅ…。

 

 

 

お姉さん「は~いお待たせ~。ペッパーステーキよ~」

 

 

 

どーーーーーん

 

 

ちょっと待て、

 

 

 

どこがペケーノ(小さい)だ。

 

 

 

マジで黒板消しぐらいある

 

 

デカイ…

 

 

ペケーノじゃないだろ…

と思ったけど、周りのお客さんはこの倍ぐらいの肉をモシャモシャ食べているので、

これでもペケーノではあるらしい…。

 

 

ナイフで切って食べてみる。

 

これはうまい。

肉が柔らかくてジューシー。

ペッパーソースもええお味。

だが、白ワインは完全に負けて味がしなくなる(笑)

 

 

 

絶妙な焼き加減。

でも食べても食べてもなくならないお肉。無限お肉…。

 

付け合わせのポテト(crema仕立て)

 

 

この付け合わせがまたすごいボリューム…。

生クリームに芋が3つ転がってる。

味はめちゃくちゃいい!

すっごくおいしい!!

 

 

でも黒板消しぐらいのお肉と食べるには、

破壊力がありすぎるよ…(涙)

どうやらcremaはスープなようで完全なスープではなかったらしい…。

わからないわ、スペイン語…。

 

 

牛肉大国アルゼンチンは日本人の想像を遥かに超えた大国でした。

量がすげぇ…。

でもいつかまた山のような牛肉を食べたいです。

その時は一人じゃなくて、二人、

なんなら4~5人のグループがベストかもしれないと思いました(^^;)

 

 

さて、次はチリに移動します。

正直アルゼンチンがかなりよかったので、

もう少しゆっくり滞在するスケジュールにすればよかったなぁと思っています。

 

また来たいな、アルゼンチン。

また来るね、アルゼンチン(笑)