前回投稿したカップリングファンのオーバーホール
サーモスタットも一緒の様な仕組みですので、分かりやすく実験&解説してみました^ ^
先ずはカップリングファン
赤丸⭕️で囲んでいる部分がエンジンと繋がるシャフト
エンジンの熱がこのシャフトに伝わり、シャフトから裏のバイメタルへと熱が伝わります。
エンジン熱→シャフト→バイメタルの順
渦巻き状の物がバイメタルで、その中心にある赤丸⭕️がエンジンと繋がるシャフトです。
エンジンからシャフトへ、シャフトからバイメタルへ熱が伝わるとシャフトが回転します。
※バイメタルは熱を与えると縮む性質があります。
バイメタルを強制的に温めた状態ですが、分かりますでしょうか?
バイメタルが温められると縮み、シャフトが左へ回転しています。シャフトが回転するとカップリング内の丸い鉄板が一緒に回転する仕組みです。
元々付いていた古い82°のサーモスタット
赤丸⭕️の部分はエンジン内の冷却水に常時浸かっていて、エンジン内の冷却水が熱くなる82°になると作動する仕組みです。
エンジンが熱くなり、エンジン内の冷却水が82°になると‥
↑強制加熱
エンジン内の冷却水が熱くなる(82°になると)開放
上側から冷やされた冷却水がエンジン内へ流れ込み、エンジンを冷やす、の繰り返し。
↑強制冷却
もう使用しないので粗い実験ですが、本来?はお湯で煮込み、温度計で計りながらチェックします。
温度計が82°になって作動すると正常。それ以下でも以上でもアウト、要交換です。
パッキン部分にゴミが挟まって常に開いた状態=オーバークール。
90°や100°になっても開かない=オーバーヒート
サーモスタットはこの赤丸⭕️の内部にサーモワックス(正式名称パラフィンワックス)が入っていて、熱で温められるとワックスが膨張し、内部のピンを押し上げる。
ピンの先が行き止まりの為、全体的に押し下げられ開放される仕組みです。
サーモワックスもバイメタルも熱で作動、変化する材質で、エンジンの熱を適温に保つ為の大切な部品だと言う事がお分かり頂けたかと思います^ ^
色々と整備して来ましたが、おそらくこれが最後になりそうです^^;
車検も近づいてきていますので車検前に売れるのか、車検を受けてから手放すのかで細かな所は変わってくるかと思いますが、これで安心してお乗り頂ける状態にはなったかなと思います^ ^
ジムニーは現在も絶好調😊
お問合せ、現車確認お待ちしていますので是非宜しくお願い致します😊