手を繋ぎたくなくて
ディズニーシーをキャンセルした続き。。。
親友ちゃんはモデルをしていますが
実家への仕送り
(父親が家にお金を入れない)
小遣い稼ぎ
この二つの理由で
週に1~2でクラブで働いています。
ホステスさんですね。
でも、彼氏からカード与えられてますので
日々の生活には何の不自由もありません。
洋服代も美容代も飲食もほぼカードですし。
もちろん彼氏は彼女の実家事情を知っているので、頼ることもできるようですが…
彼女的には実家に送るお金は自分の稼ぎで!
って思いのようです。
当然ですが…
彼氏は親友ちゃんが夜働いていることを
全く知りません。
まぁ、言えないですよね(笑)
それでも週に1~2なので、バレませんけども。
親友ちゃんが働いているクラブですが…
場所は座銀です。
働くにあたっては無数にあるお店選びが大変だったようで…
スカウトの名刺の中から選ぼうと思ったようですが
(座銀歩いていると沢山スカウトがいます)
有名店や大箱だと事務所の関係者や彼氏や知り合いに身バレの恐れがありますので…
先輩のツテで今のお店を紹介してもらったようです。
長年ホステスをしていた今のお店のママが
独立して作ったお店だそうです。
そういうお店は基本ママのお客様しか居ないし
新規の一見さんは入れません。
場所柄もあって客層はバツグンのようです。
ママのお客様ということは、夜のルールもよく知っているし不届き者は居ないのです(笑)
例えば、ホステスさんがお客様に
ご飯連れてってくださ~い
こんなセリフを言ったら
同伴して下さい
(ご飯食べた後お店に一緒に行くこと)
こういう意味です。
でも、夜の世界をあまり知らない人だと
休みの日に平然と誘ってきたりします。
ご飯連れてってを普通のデートの誘いだと勘違いしちゃうパターンですね。。。
新規のお客様が入り乱れるお店に勤めると
こーゆー基本のルールをお客様にホステスさんが一から教育しなければならないのです。
その教育は簡単ではありません。
まず、お客様がホステスさんを口説こうと思っている場合は、その誘いが同伴目的だと知った時点で断ってきたり…
休みの日に異様に誘ってきたり
恋愛感情を持って来たり…
色んな駆け引きを使って教育する必要があるみたいです。
時間がかかりますよね…
でも、
ママのお客様という時点で
こーゆー基本が既に頭に入っているので
ホステスが駆け引きする必要もないようです。
お客様から同伴しようと提案してもらえるようですし、休みの日に誘ってくるなんて皆無だそうです。
営業も一切しなくていいので親友ちゃんのような子はとっても楽みたい。
まぁ、容姿があってこその条件でしょうね(笑)
全くお酒も飲めませんからね。
そんな親友ちゃんのある日の1日のお話。
季節はちょうどハロウィンでした。
夜からホステスの仕事。
出勤して着替えてお客様が来るまでは待機します。
この日は何組か予約が入っていました。
何気なくカウンターに置いてある
予約伝票に目をやると…
〇〇店 〇〇様
↑これは…
伝票には会社名とお客様のお名前が
書かれるようなのですが…
会社名に見覚えがある親友ちゃんは
頭が真っ白になり青ざめました。
先日お坊っちゃまくんとご飯に行った
某有名店と同じ会社名が記されています。
思わず伝票を二度見した親友ちゃん。
そして、他のホステスさんに聞きました。
親友ちゃん
これって、あの有名な〇〇って店?
同僚ホステス
そうだよ?え?知り合いなの?
親友ちゃん
いや、よく彼氏と行くから…
(本当はお坊っちゃまくんだけど、説明が面倒なので省略笑)
ヤバイなって。。。
でも、名前までは覚えてなくて…
同僚ホステス
この人はもう偉くなっちゃってるから
お店にはあんまり出てないと思うよ?
親友ちゃん
あ、本当?
よかった(笑)
ちょうど1週間前に行ったばかりだから
もしその人だったらヤバイと思って
同僚ホステス
大丈夫だと思うよ?
こんな会話が繰り広げられました。
そして、ホッとした親友ちゃんは
お客様を待っていました。
カラーン♪
ドアが開く音がして
いらっしゃいませ~
立ち上がって振り向いた親友ちゃん
!!!!!!!!
思わず顔を背けた親友ちゃん。
まさかのまさか!
そこに立っていたのは
1週間前にお坊っちゃまくんと行ったお店の人
親友ちゃんたちのテーブルの料理を
作ってくれた人でした…
総料理長って言ってたし
本部と兼任って言ってたもんな…
まじか…
まじかよ!
まじなんだよな…
こんなにお店沢山あるのに
なんでこの店なんだよ!
お客様にわからないように伏し目がちに
カウンターに入ってしゃがみこむ親友ちゃん
異変を察知した同伴ホステスさんが助けに来ました。
同僚ホステスさん
やっぱそうだった?!
親友ちゃん
うん…ヤバイ…
どうしよう…パニック…
大箱なら目の届かない離れたテーブルに付くとか
解決する術が沢山あるんですが
小箱ですしね。。。
パニックなる親友ちゃんに同僚ホステスが
同僚ホステス
あ、いいこと思いついた!!!
季節はちょうどハロウィンの時期。
ハロウィンの雰囲気を少しだけ出したいうことで、小物だけをママが沢山買ってきていました。
その小物を持って来た同僚ホステスさん。
その中には猫耳や小さなトンガリ帽子が付いたカチューシャ、舞踏会につけるようなお面。。。
その他色々入っていたようで。
同僚ホステス
みんなにも付けるように言うから、とりあえずこれ付けて他のテーブルについて!
ママには電話で連絡しとくから!
同僚ホステスさんは舞踏会用の仮面を
親友ちゃんに渡しました。
そしてみんなにも耳打ちしてくれて
テーブルに一人の割合で何かしら
ハロウィンアイテムを付けてくれる連携プレー
親友ちゃん
ねぇ、jimmy!
あり得なくない?
マジで超焦ったから!
でも、ハロウィンで仮面付けれたから良かったよ涙
仕方なくハロウィンの仮面を付けた親友ちゃん。
取れとか言われないのか?
不自然じゃないのか?
ほぼ顔見えないじゃんこれ…
口は見えてるか…
やばくないか?
はぁ…
そんな不安で一杯だった親友ちゃん…
しかしながら…
思いの外お客様に好評だったようで…
背が高いし、この日は膝丈の黒いレースのドレスだったのでドンピシャで妖艶な雰囲気が出たようです(笑)
なんじゃそりゃ(笑)
その後もお客様に失礼にならない程度に
仮面を付けたり外したりしながら接客
某有名店のお客様の席には
最後まで付かずに済んだようです。
同僚ホステスさんとママ達の協力もあって
何とかバレずに営業終了。。。
同僚ホステス
ごめんね?大丈夫だった?
ハロウィンで良かったね(笑)
今度来るときは事前に言うね!
こんなことってあるんですね(笑)
親友ちゃん
いやーーー、マジで参ったわー。
ほんとハロウィンでよかったよ。
会話が聞こえてきたんだけどさ
料理をしてる姿は超絶かっこよかったのに
お店きたらタダのエロオヤジだったわ(笑)
お客様のオンとオフを見る機会ってないじゃない?
夜の顔しか知らないってのが殆どだからさ!
いやー、素敵な硬派な人だと思ってたから
残念だわ(笑)
すごく大変な1日だったけど、この日はそれをも上回るいいこともあったの!
なんかお客様からお小遣い貰えた(笑)
それとは別のお客様がお店終わってからお寿司連れてってくれた(笑)
jimmy
ウケる(笑)
お小遣いって何だよ(笑)
親友ちゃん
酔ってんのか知らないけど
ずっと綺麗だ美人だって連呼してきて
帰るときお小遣いくれた(笑)
バブルなお客様も時々いるよね~
ラッキー♪
所詮あぶく銭だからjimmy一緒に
美味いもん食べに行こー
そのオチなんだよ(笑)
それにしても色んな意味で座銀恐るべし!
いやー、怖いね(笑)
結局世間て狭いよね…
聞いてて胃が痛くなったよjimmyは(笑)
最悪彼氏にバレなければいいですよ(笑)
お坊っちゃまくんは彼氏じゃないですからね。
jimmy
お坊っちゃまくんだけど
次のデートの約束するの?
親友ちゃん
そうか、ディズニーシー断ったの私か。
次誘うの私からが礼儀だな。。。
また手繋ごうとか嫌だなー
(笑)
手を繋ぐの絶対嫌なんだね(笑)
ウケる(笑)
でも、連絡しないとこの連載終わっちゃうしね?
それ親友ちゃんには関係ないか(笑)
じゃ、ここらへんで!