2月22日に介護生活を始め1ヶ月が経った。

毎日毎日、ずっとずっと『お腹が痛い…』って言う。
最初の頃はビックリして往診をお願いし、採血やエコーもやってもらった。
経管栄養も少しやめてみたりとしましたが、何の異常もないとの事で。

私なりに『痛い』と言われたら、『今お薬入れたからね』とか『大丈夫だよ』とか、話しを逸らして気を紛らわしたりとかしている。
医師からも『寂しがり屋なのかな』と言われ納得。
気を引きたい気持ちもあるのだと感じる。

そして『お腹が痛い』と言っているのに、どこら辺か確認すると『ここ』と言いながら腰をボリボリかいている。笑
たぶん体の不快感は全て『お腹が痛い』なのだろう。

その『お腹が痛い』を朝からずっと聞かされていた今日、ちょっとさすがに辛かった。
私も感情ある人間だからイライラしてしまった。

そんな日は父の行動にもイラついてしまう。
何もせずにラジオを聞きながらゴロゴロして過ごしている。

分かってはいたけど聞いてみた。
私『お母さんの薬とか経管栄養とか覚える気はある?』
父『分からないもん』
私『分かる、分からないじゃなく、覚える気はあるかどうか聞いてる』
父『アハハハ…』

私は父に背を向けた。
都合が悪くなると笑ってごまかすのだ。

『見てるから1時間くらい買い物にでも行ってきたら?』
なんて言葉は聞けないんだろうな…。

介護を始めて1ヶ月。
イライラしてしまい初めての挫折。

でも父の言動で吹っ切れた。
母には私しかいないのだ。
涙が出た。
その日のイライラはなくなり、『ごめんね』って気持ちになった。

さ、また明日から頑張ろう。