今日は武道館にEric Claptonを観に行って来ました。コロナ禍を挟んでの久しぶりの来日となった連続公演の初日です。

あいにくの大雨でしたが、結構人の入りは良くて、物販も2時間近く並んでようやく買えたのですが、Tシャツなどは欲しかったデザインのものはみな売り切れており、トートバッグまで売り切れていました(>_<) 相変わらずの人気ぶりでしたね。

コンサートの方は、オープニングにあまり聞いたことのない物悲しいメロディーのインスト曲をやったのですが（「Blue Rainbow」というタイトルらしいです）、Ericには珍しく、エレキなのにピックを使わずに全部指で弾いていた辺り、1月に亡くなったJeff Beckへのtributeっぽい選曲だと感じ、のっけから少しグッと来ました。（Ericが呼び掛け人になって、来月にはLondonでJeffの追悼コンサートもやるのですもんね。。）

他方で、以前は好青年っぽいルックスだったDoyleも歳を取ったのか、今や髪の毛がレゲエの人みたいに爆発していて、少し笑えました。

その後は、「Pretending」に移り、しばらくいつもの路線に戻りました。久しぶりのコンサートの初日ということもあってか、ステージ進行にまだ慣れていない感じのところや、細かいミストーンなどはあったものの、全体的には、なんだか少ししんどそうに見えた前回の時（2019年）と比べて、今回のEricは元気に演奏し歌っているように感じました。あまり無理はしていませんでしたが、声もまだ割と良く出ていたと思います。特に「I Shot The Sheriff」でのソロなどは、なかなか熱くて良かったです！

アコースティックセットに入ってからは、観客を飽きさせまいとする工夫も見られ、「Kind Hearted Woman」「Call Me The Breeze」「For Kerry」などは珍しい選曲でしたし、お馴染みの「Tears In Heaven」においても、間奏部分に別の曲（聞き覚えのあるメロディーラインでしたが、曲名が出て来ません。。）を挟み込んだりしていました。

それからエレクトリックセットに戻って、「Badge」などお馴染みのナンバーを何曲か演った後で、一番の盛り上がりを見せたのは、エレクトリック「Layla」ですね！アコースティックセット内で登場せずに終わったことで内心期待はしていたのですが、その期待通りに、やってくれました。私は2019年の初日を観なかったので、エレクトリックバージョンでこの曲を聴くのはとても久しぶりでしたが、やっぱりこの方が盛り上がります(^o^) 同曲をもって、本編は終了となりました。

そして、アンコールは、今やお馴染みになったPaul Carrackの歌う「High Time We Went」でした。ただ、最後はやっぱりEricの歌で締めるべく、もう1曲やって欲しかったというのが正直なところです。（まあ、2019年の時も同じだったのですけどね。）

Jeff Beckまでが鬼籍入りしてしまった中で、今日、Ericがまだ元気にプレイする姿をナマで観れたのはとてもありがたいことだと、心の底から思いました。以前からリュウマチを患っていると聞いているEricなので、ステージとバックステージを行き来する時は歩くのが少し辛そうにも見えましたが、手や指の方はまだ大丈夫な様子で、ギタープレイには問題を感じなかったです。この勇姿を再び見れる日が来るのかどうかは分かりませんが、我々の世代の大ヒーローの一人なので、無理せずに長生きしてもらって、この調子で我々に夢と希望を与え続けて欲しいものです。

ありがとう、Eric!