横隔膜ヘルニアのサナちゃん☆その1 | まゆ毛ニャンコとゆかいな仲間たち☆

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我が家の野良出身ニャンズやブリーダー崩壊のニャンズ&ワンコの日常をや保護っ子のことをゆるゆると書く予定が、里親会情報がメインになっています(´ω`)

大阪市住吉区で「ねこのおうちさがし」という譲渡会をしています♪

里親会の報告も書けていないし、今いる保護っ子のことも書けてませんが、忘備録的に新しい保護っ子のことを・・・あしあと



木曜日の夜、とある場所でこの寒空の中、屋外で「一時保護」されてる呼吸のおかしい子がいると耳にしましたガーン
しかもみんなキャパオーバーしていて、今は誰も保護はできないという状態・・・
(私もキャパオーバーですが・・・)

金曜日私は仕事だったので、Kさんにそこから引き出してもらい、初期医療にかけてからうちに連れてきてもらうお願いをしていたところ、
レントゲンの結果、安楽死レベルの重度の横隔膜ヘルニアと診断ガーン

お腹に臓器が全然ありません、全部上に上がってしまってます・・・



安楽死はさせずに、この子のあしたさんのシェルターに運んでもらって簡易酸素室に入れて頂いて、
朝までもたないかもしれないからこのまま看取ろうと、シェルターで泊まり込みをさせてもらいましたあしあと

4ヶ月くらいなのに940gしかない小さな女の子、名前はサナちゃん、タガログ語で「希望」という名前にしました星



普通なら寝ている時間にも関わらず、Kさんとこの子のあしたさんが交代で何度も様子を見に来てくださり、
昏睡と覚醒を繰り返して、何度ももうダメだろうという波を乗り越え、翌朝、瞳孔開いたり異常に収縮したり眼振して、1分間に何度も痙攣を起こして何度も呼吸が止まりかけて本当にもうダメだと思っていたら・・・
なんと、つきものが落ちたように急に目つきがしっかりしましたびっくり

生きる希望を失わないサナちゃん、頑張り屋さんの強い子です!!



この子のあしたさんから話を聞いたフリーの動物看護師のHAC わんにゃんさんが下さったアドバイスを元に少しでも辛くない体制にしたりして様子を見ようと思ってましたが、
HAC わんにゃんさんに相談をしたところ、
「4ヶ月まで生きれたことが奇跡、横隔膜ヘルニアでそこまでの体格まで成長してるなら、酸素供給とケアによっては見込みがあるかもしれない」という言葉をもらい、
一縷の望みをかけて、病院で死なせてしまうのを覚悟の上、一か八かでかかりつけの病院に入院させて頂きました病院


病院へ搬送後、すぐに酸素室にて入れてもらいましたニコ


前日の病院でのレントゲン写真の結果を見て頂き、
恐らく先天性のものだろう、肝臓なども全部横隔膜の中に入ってる、横隔膜が欠損してる可能性もあり、
状態は非常に厳しいので静脈点滴も危ない、皮下点滴をちょっとするかも、今日明日で亡くなる可能性がある、この状態でどこまで措置できるか難しい、ということでした・・・


数時間後、先生から連絡を頂き、
院内での再レントゲンの結果、正しい位置にあるのは腎臓と膀胱のみで、小腸が心臓より上に来ている状態、肺は潰れきっている、
血液検査の結果、肝臓の数値が振り切ってるので、強肝剤を入れた点滴を開始、
酸素室で容態が安定しているのでチュールを少し食べたそうです流れ星


日曜日のサナちゃん、小さな体で一生懸命頑張ってます!
少しチュールと缶詰を食べたそうです照れ



サナちゃんはまだまだ厳しい状態ですし、もしかしたら安楽死を決断しておけばよかったと思うような事態になるかもしれない・・・
ですが、サナちゃんの生きたいという気持ちと生命力に賭けます!!


今回の保護に関して、多大なお力を貸してくださった、Kさん、この子のあしたさん、
アドバイスを下さったHAC わんにゃんさんに
心より感謝いたしますキラキラ



サナちゃんがいた現場での、屋外の厳しい環境下のケージでの「TNRまでの一時保護」として、多数の子が命を落とすハメになっている仕組みで動いている現地ボランティアに非常に憤りを感じます。

しかし、そのような状態になるくらいの、保護もTNRも追いつかないほど遺棄される猫の多さに疲弊しきっている現場の根本の原因は、その場所に猫を遺棄しに来る「犯罪者」です。

動物の遺棄は犯罪です!

愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→2年以下の懲役または200万円以下の罰金
愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者
→100万円以下の罰金
愛護動物を遺棄した者
→100万円以下の罰金




(o・ω・o)ノ++++++++++ヽ(o・ω・o)

捨てられて運良くいい餌場にありつけたり保護されて生きていける子はごくわずか、遺棄は殺すことです!



日本では、年間20万匹もの犬猫が、
「アウシュビッツ」のような方法で殺処分されています。
その中でも猫は半数以上を占めています。
保健所に収容された猫の86%は生きて出ることは叶いません。
犬猫を家族に迎えたいと考えてらっしゃる方、
ペットショップではなく、保健所や譲渡会などから迎える道を考えて頂けませんか?



何頭の動物が売買されているかについては、35万とも言われていますが、
実態はわかりません。
しかし、この数が減らされていかない限りは、殺処分数は減りません。
国内で終生飼養が可能な頭数と、供給数のバランスを取らねばなりませんし、
命の問題である以上は、供給数が上回ってはならないのです。