"幸せ色"で描く再生の物語...柴咲コウ主演『食堂かたつむり』
柴咲コウ主演作『食堂かたつむり』(2月6日公開)は、観終った後心がほっこりするお勧め映画だ。
彼女が扮するのは、愛する人にこっぴどく裏切られ、ショックで心因性失声症になったヒロイン・倫子。でも、そんな彼女が料理を通じて人と交流し、再生していく。劇中で幸せを象徴する色が「黄色」だ。
声を失った倫子は、母の暮らす田舎へ戻り、「食堂かたつむり」という小さな食堂を始める。そこで彼女がふるまう料理が、食べた人に小さな奇跡を起こしていく。その過程で黄色が、彼女の前向きな心を表現する。

料理を通して、成長していく女性の姿を描く『食堂かたつむり』
監督はCMディレクターとして活躍し、長編映画デビュー作『ウール100%』(2003年)が高く評価された富永まい。演出面で色を重視した富永監督が、倫子のイメージカラーとして選んだのが黄色だ。"土着""祈り"がテーマになったユニークな衣装も、倫子が心を開いていく過程で黄色の割合が多くなっていく。
また、本作のもうひとつの主役である料理にも、黄色がふんだんに使われている。レシピ本が黄色で、飲んだ人の恋が叶うというおいしそうな"ジュテームスープ"も黄色だ。黄色は大地の色だし、人間のエネルギーの源である太陽の色でもあるので大いに納得!
観た後、きっと心地良い至福感に浸れる『食堂かたつむり』。もちろんお約束どおり、その後自分のお腹は美味なスープを求めてしまう。ぜひ、映画を観に行くときは、アフターで楽しむレストランも目星をつけておこう。
『食堂かたつむり』 [c]2010「食堂かたつむり」フィルムパートナーズ2月6日(土)ロードショー

「食堂かたつむり」
小川糸のベストセラーを柴咲コウ主演で映画化。心因性失声性になった主人公が、愛情を込めた料理で幸せを呼び込む姿を描く。料理を作るシーンもすべて吹き替えな…
(公開日:2010年2月6日)
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柴咲コウがブタと一緒に“野菜カーペット”に登壇
『食堂かたつむり』の柴咲コウ(中央)、 余貴美子、ブラザートム。手前がブタのエルメス
柴咲コウ主演作『食堂かたつむり』(2月6日公開)の完成披露試写会が1月21日に東京国際フォーラムで開催。柴咲コウ、共演の余貴美子、ブラザートム、富永まい監督、劇中に登場するブタのエルメスが、映画にちなんでカラフルな野菜が敷き詰められた“野菜カーペット”に登壇した。
原作は、女性から絶大な支持を集めている小川糸の同名小説。失恋して声を失ったヒロイン倫子(柴咲)が、料理を作る事で人々を幸せにし、自分も癒されていくという人間ドラマだ。ブタのエルメスは、劇中で余貴美子扮する倫子のママ、ルリコのペットで、劇中でも重要な役割を務めているから注目して。
エルメスと共演した感想を聞かれた柴咲は、「ブタを飼ってみたいという人の気持ちが初めて分かる様になりました。想像していたよりも綺麗で繊細な動物だなと。癒されます」と笑顔で語った。「飼いたくなりましたか?」と尋ねられると、「(即答で)いや、それはないです。飼いたいという気持ちは分かるようになっただけです……」と苦笑い。正直でいい感じ!
エルメスとの共演シーンが一番多かった余貴美子は、「エルメスは高いところが苦手で、爪のせいでフローリングが歩けないことが分かりました。撮影中にすごく困っていて、切ない気持ちになりました」と愛情たっぷりなコメントを披露。ブラザートムもブタについて、「凄く仲良くなりました。僕は一度ミニブタを飼おうとしたんですが、普通に大きくなるので飼ってはいけないと言われまして」と、ブタへの愛着を語った。また、瑞々しい野菜が並んだ“野菜カーペット”には、ゲスト陣も興味津々。そこでMCから、料理上手で料理を作るシーンも全て自分で演じたという柴咲に「この野菜で何か作っていただけるとしたらどんな料理を?」という質問が。柴咲は、「大根おろしでみぞれ鍋。それからトマトとニンジンでお味噌汁。合わせ味噌でかつお節を効かせると美味しいです」とスラスラとコメントし、料理好きな一面をアピールした。
本作を監督したのは、『ウール100%』(05)等で知られる若手クリエイター、富永まい。柴咲らの熱演はもとより、可愛いブタやいろんな野菜や果物等の名脇役の魅力も存分に引き出し、とびきりポップな感動作に仕上げたその手腕に拍手! きっと、観終わった後、美味しい料理が食べたくなる事請け合いのお勧め映画だ。

食べてみたい!柴咲コウが作る、幸せになれる絶品料理の数々

小川糸の同名小説を映画化した『食堂かたつむり』(2010年2月6日公開)は、失恋によって声が出なくなってしまった柴咲コウ演じるヒロイン・倫子が、食堂「かたつむり」をオープンさせ、そこにやって来たお客さんを幸せにするという物語。また、長らく疎遠だった母親との、確執や絆も平行して描くヒューマンドラマとしても楽しむ事ができる作品だ。
倫子は、毎回メニューを用意せず、事前のやり取りからお客さんのイメージを膨らませて料理を作るという、ちょっと変わったキャラクター。彼女が作る、いちじくのサンドイッチやザクロカレー、ジュテームスープ等の品々は、どれもこれも美味しそうで目を奪われる。
劇中には、料理を作るシーンが幾度となく登場するが、これらは全て倫子を演じる柴咲コウによるものだというから驚き! 私生活でも、料理が得意という彼女の腕の見せどころだ。また、ほぼセリフがないという柴咲の演技にも注目したい。過去、テレビドラマ「オレンジデイズ」(TBS系)で聴覚を失った女性を演じたが、今度は声を失うという役柄に挑戦。セリフがない分、それをどう表現してくれるか、彼女の演技力に期待がかかる。そして、女性なら見逃したくないのが倫子の衣装。今流行の“森ガール”といった具合の、やわらかい印象の洋服がとても可愛らしい。
料理は勿論、色々な角度から楽しめる『食堂かたつむり』。バレンタインデー時期の公開なので、料理を学びたい女性や、こんな一品が食べたいという男性陣も必見の1本だ。

柴咲コウが作った恵方巻きと豚汁を余貴美子と富永まい監督が絶賛
柴咲コウは「家族関係がもうちょっと良くなるヒントになると思う」とPR
2月6日(土)から公開中の映画「食堂かたつむり」の完成披露試写会が1月31日に都内で行われ、出演者の柴咲コウ、余貴美子と、富永まい監督が舞台あいさつを行った。
本作は、小川糸氏の同名小説を映画化したもの。失恋のショックから心因性失声症になった倫子(柴咲)が、母・ルリコ(余)が暮らす田舎で1日1組だけ予約を受け付ける小さな食堂を始め、客に小さな奇跡を起こしていく物語だ。
ステージでは、柴咲が料理教室に通う60人の生徒の前で恵方巻きと豚汁作りに挑戦。劇中の料理シーンはすべて自ら行い、私生活でも料理好きを公言する柴咲は、慣れた手さばきでテキパキと調理を開始。料理を食べた余と富永監督は「幸せな気持ちになる。おいしい」と絶賛した。
その後の舞台挨拶で、柴咲は劇中で描かれるすれ違いについて、「自分が本当に思っている事が相手に伝わらず、違った受け取られ方をされがちですが、それは相手にとっても同じで、相手もいろんな事を考えているけど、表現が下手で、こちら側が組取れていない事もある」と自身の思いを語った。余は「頭を高く盛り、濃すぎる化粧、頑張りました」と劇中のエキセントリックな役柄についてコメント。柴咲も「お母さんの女の部分を見て嫌だなって思う気持ちが自然に出てきました」と余の役作りを称賛。最後に「家族関係がもうちょっと良くなるヒントになると思うし、そういう見方をして貰えたら嬉しい」と作品の見所をアピールした。
ブラザートムが太鼓判! 柴咲コウの“手”は“料理のうまい手”!?
「原作を読んでいるうちに浮かんだことをそのまま映画で実現できた」と語った富永まい監督(写真右)。ほか、出演者のブラザートム、柴咲コウ、余貴美子(同左から)
2月6日(土)から公開される映画「食堂かたつむり」の完成披露試写会が21日、都内で開かれ、主演の柴咲コウ、余貴美子、ブラザートムと、富永まい監督が舞台あいさつを行った。
本作は、女性たちから圧倒的な支持を集め、ベストセラーとなった小川糸氏の同名小説を映画化したもの。失恋のショックで声を失った倫子(柴咲)が、自由奔放な母・ルリコ(余)と小さな食堂を始め、客の人生に小さな奇跡を起こしていく物語。
柴咲は、ブタと共演したことについて、「共演するまではブタを飼っている人の気持ちが分からなかったけど、今はすごく分かります。自分がイメージしていたよりも、きれいで繊細な動物ですごく癒やされました」とコメント。だが、“ブタを飼いたいか”と問われると、「飼わなくていいです」と即答し、会場を笑わせた。また、プライベートでも料理をするのが好きだという柴咲は、最近作ったものを聞かれ、「お正月に作ったおせちですね。かまぼこ以外作りました。よく作るのはトマトのみそ汁です。でも、自分だけのために作ってるので適当になっちゃいますね」と話すと、倫子を助ける熊さん役のブラザートムは「せっかくいい手をしてるんだから、いろんな人に作ってあげなさい。料理のうまい手ってあるんですよ。この人はうまい手をしている。だから大事にしなさい」とエールを送った。見どころについて柴咲は「この映画は、生きることは食べることというテーマで、一番大切なことは生きていることを実感することだなと思います。この映画を通じて教えてもらいました。製作費100億円とかではない素朴な映画なので、気負わず肩の力を抜いてゆったりした気持ちで見てもらえれば、わたしたちが伝えたいことが伝わると思います」とアピールした。
余は「わたしの役は、中年男性が整形手術をして女装した感じと原作に書いてあったので、一生懸命そうなるように頑張りました。でも頑張らなくてもそうなってました。こんなかわいい娘がいたらいいですよね。柴咲コウちゃんに見詰められると現場でドキドキしちゃいました」とうれしそうにコメント。
本作のオファーが来てから原作を読んだという富永監督は「アイデアをしぼり出すということがほとんどなくて、読んでいるうちに勝手に浮かんできたことを映画で実現できたのがとても楽しかったです」と満足そうに話した。






