池袋暴走・飯塚元院長「高齢者が安心して運転できるよう」発言に、遺族の夫が漏らした胸中
「週刊文春」編集部 2019/11/25 11:00
この記事で、少し思うところが出てきた。
『送検直前の9日、TBSの直撃取材に応じて、飯塚容疑者が告白する姿が放映された。
両手に杖をついた飯塚容疑者は「おごりがあったのかなと思い、反省している。自分の体力に当時は自信があった。(被害者に)おわびの気持ちをずっと持ち続けていることをお伝えいただきたい」と、ゆっくりした口調で謝罪の言葉を述べた。
その後、「安全な車を開発するように、メーカーの方に心がけていただきたい」、「高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしい」と続けた。
警視庁は、ドライブレコーダーの記録などを分析した結果、事故原因について「アクセルとブレーキの踏み間違い」と断定している。事故の目撃者からも「(事故を起こした車両は)ブレーキランプが点いていなかった」との証言があり、メーカーと警視庁の共同での車両検査では、事故車両のブレーキに異常は確認されなかった。
だが、飯塚容疑者は事故直後の聴取に「アクセルから足を離したが、ペダルが戻らなかった」と主張。その後は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性がある」とも供述していたが、「今回の映像では飯塚容疑者が当初の自説を再び繰り返し、補強しているようにも見えます」(前出・社会部記者)』
両手に杖をついた飯塚容疑者は「おごりがあったのかなと思い、反省している。自分の体力に当時は自信があった。(被害者に)おわびの気持ちをずっと持ち続けていることをお伝えいただきたい」と、ゆっくりした口調で謝罪の言葉を述べた。
その後、「安全な車を開発するように、メーカーの方に心がけていただきたい」、「高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしい」と続けた。
警視庁は、ドライブレコーダーの記録などを分析した結果、事故原因について「アクセルとブレーキの踏み間違い」と断定している。事故の目撃者からも「(事故を起こした車両は)ブレーキランプが点いていなかった」との証言があり、メーカーと警視庁の共同での車両検査では、事故車両のブレーキに異常は確認されなかった。
だが、飯塚容疑者は事故直後の聴取に「アクセルから足を離したが、ペダルが戻らなかった」と主張。その後は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性がある」とも供述していたが、「今回の映像では飯塚容疑者が当初の自説を再び繰り返し、補強しているようにも見えます」(前出・社会部記者)』
この記事から、当時の記憶と運転の状況が分かってくる。
1、「おごりがあったのかなと思い、反省している。自分の体力に当時は自信があった。(被害者に)おわびの気持ちをずっと持ち続けていることをお伝えいただきたい」
2、「安全な車を開発するように、メーカーの方に心がけていただきたい」
3、「高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしい」
4、ドライブレコーダーの記録などを分析した結果、事故原因について「アクセルとブレーキの踏み間違い」と断定
5、目撃者からも「(事故を起こした車両は)ブレーキランプが点いていなかった」との証言
6、メーカーと警視庁の共同での車両検査では、事故車両のブレーキに異常は確認されなかった
7、事故直後の聴取に「アクセルから足を離したが、ペダルが戻らなかった」と主張
8、「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性がある」とも供述
ここで、科学と人間、記憶や記憶、について、思いをはせておきたい。
人間の記憶は、自然の状態でもあてにならないことがある。
嘘をついているわけではないのだが、美化したり、逆に、悪化させたりするのである。この方は、7と8の状況から、それはわかっている。実は、記憶に絶対はないのである。
それは、すべての人に当てはまるのであり、目撃者にもそれがいえるのである。
そして、科学的な観点から言えば、細工の可能性は検証できるのか、という問題もあるだろう。
物体そのものに異常がない。これは良いとして、例えば、何かしらの負荷を与えた場合に、「アクセルから足を離したが、ペダルが戻らなかった」ということが起きえないか、という問題も出てくるだろう。
例えば、あえて思考を超越させるが、車に細工をし、エアコンの電源を入れると電磁波が発生して視野をも奪いドライブレコーダーも改ざんできる・・・とか、そういうものを販売し、それを指摘してエアコンを保証を使わず自費を払うから新品にやりかえろと述べても、販売者が、点検で、平気だ・標準だ・問題ないとして販売する、とか、こういうのは、スパイ小説的な話になるのだが、ものづくりの風上にもおけないやつもいないとは限らない。
論理を超越させる話で恐縮だが、科学は発展途上であり、常に戦いの連続なのである。
絶対安全、なんて存在しないが、利用者が故意や重過失を起こさない限り安全な状態にする、というのは、科学者・技術者・医療従事者の使命、である。ただ、これは、発展途上なのである。そして、消費者も、国民・住民も、正規のサービスや製品を適正な価格で購入するために、かつ、生存権のために、血みどろの戦いを行っているのである。
忘れているかもしれないが、我が国では、小保方元理化学研究所研究員の事件があった。
STEP細胞はあります。と美しい宣言をしたことでも有名なあの事件は、ふたを開けると、セキュリティ対策のなされていない職場で、レシピ(プロトコル)の記載もできない研究者、そして、成果の再チェックも行わないで世に発表するいい加減な研究体制、有名科学者の関与もありながら、結局、小保方ひとりに責任を(おおむね美しい科学者だけが泥だらけになればよい的な)、という、日本のいい加減な科学と周囲の状況を立証してしまった事件であった。
無論、美しくてしっかりした研究者が良い、と心理的に思うだろうが、何が美しいのか、科学的には研究が嘘偽りなく検証できるくらいにしっかり描かれていることだろう、あるいは、おおむね発展途上でも、後々役に立つ的な実験結果を出しているものだろう。
・・・そんな科学するなら、女優が適当に「私、失敗しないので」とでも研究室で言ってくれたほうがよほど税金のためではないのか、ということではないか。とも思うのである。小保方氏は、そういう点で役になった、ということでもあるのだろう。
ただ、本人は、STEP細胞のみにこだわり、脇道を知らず、のイメージのみを残し、研究から表向き消えたようにも思う。研究にはお金がかかるといわれ、個人では無理だろう、と言われる。早稲田大学は博士号を取り上げたが、修士号や学士号についてどうしたのか?修士号が残っているとすれば、彼女を科学者として完全否定したわけではないようにも思える。だが、彼女がレシピの作り方を、実演で見せてくれない限り、だれも科学者として容認してはならないし、同じような研究者を出してもいけない、と私は思う。
科学者として雇う場合は、企業は、簡単な研究のプロトコルを面接で提出させ現場で説明させるとか、そこまでのやる気を見せる、あるいは、その研究室をチェックし、信じて雇うくらいはするべきであり、研究者も、それを提示して企業にPRするくらいの度量がないといけないのではないか、と思う。
事故を起こした、この医師兼科学者も、否、医師は「ある意味」科学者なのだが、車を分解して欠陥、問題点、を立証し、戦う必要も、科学者としてはあったのではないか、と思われる。
しかし、車は高級車だが、そういう点について、費用を払わなかった、という点において、科学者として倫理的にどうなのか、という点はあるのだろう。しかも、彼には昔の優秀な部下もいたはずなのだが、彼の発言やその可能性を信じることなく、パーキンソン的な話だけで話を進めてしまっているようにも見えるのである。
国では、てんかんでも薬を飲めば車に乗せているし、どこぞの医科大学では、視野が欠損しているような障がい者でも、プログラムを利用して車に乗せているというのに。(それを免許書に記載する場所があるのかどうかは知らないが・・・改善したのであろうか? てんかん で クレーンとか。)
https://www.npa.go.jp/koutsuu/menkyo4/izokukai_siryo.pdf
鹿沼児童6人クレーン車死亡事故(政府リンクのもよう)
『受刑者の事故歴』『受刑者の事故歴から見る から見る
自己申告の運転免許制度の限界・・・(その1) 自己申告の運転免許制度の限界・・・(その1)』
自己申告の運転免許制度の限界・・・(その1) 自己申告の運転免許制度の限界・・・(その1)』
『・H5.12 てんかんと診断【小学生】
・H13.7 原付免許取得【高校生】 』
(その後、普通自動車の免許を取りつつ、延々と事故を続ける・・・)
『・H20.4 事故⑩ 普通車で走行中、てんかん発作を起こし、歩行者(当時10歳) に衝突させ、加療約98日間の骨折の傷害を負わせる
・H20.5 ㈲N就職
・H20.5 ㈲N就職
・H20.11【事故⑩の判決】→禁固1年4月執行猶予4年
・H20.12 てんかん発作(その他、㈲N勤務期間において、朝礼中、2回、意識を失う)
・H21.2 事故⑪ 普通車で走行中、てんかん発作を起こし、歩行者に接触させた上、 建物に衝突
・H21.3 てんかん発作
・H21.4 移動式クレーン免許取得
・H21.8 (株)小太刀重機就職
・H21.9 作業中、意識を失う
・H22.3 運転免許更新
・H22.7 事故⑫ 普通車で道路上で転回中、後続車両に接触
・H23.3 作業中、意識を失う
・H23.4.18 移動式クレーン車を走行中、てんかん発作を起こし、歩道に突っ込み、 児童6人を死亡させた。
・H23.9.28~H23.12.19 刑事裁判 懲役7年』
https://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/a03_license/index.html
運転免許 茨木県警察
・・・規制あるのでしょうか?(個人的には、全員に簡易検査と簡易脳波測定をすればいいのに、とは思っています)
・・・ヒヤリハットも無視する行政の状況があるわけである。
そこにこそ、日本の科学の限界を感じてしまう、という、単なる法学学士(兼 初級の理論的な情報技術者)がここにいるのである。