今の北朝鮮問題について書いて・
ということで、書いておきたい。
1、北朝鮮籍、大韓民国籍 と 朝鮮籍・韓国籍は違います
(1)昔、日本が、戦争をしていたころ、朝鮮併合という事がありました。朝鮮が日本領という時代があったわけです。その後、日本は、戦争に敗れ、朝鮮が戦争になったのち、民族による2つの国が出来ました。(但し、一つは日本では承認されていません)
それは、大韓民国、そして、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)です。
(2)つまり、ここで少しややこしくなります。
1、朝鮮が日本領の時の国民 → 朝鮮籍(おそらく無国籍になる)
2、大韓民国の国籍を持つ人 → 大韓民国籍
3、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国籍を持つ人 → 北朝鮮籍
これら3つが、入り混じっての 在日コリアン という状況があるわけです。
(3)なお、国連制裁の一つの課題は、 (2)3「北朝鮮籍」 の方々の問題となります。
なお、(2)3の方が実際にいるのか、ですが、「いる」ということのようです。
ほかの国籍の方は、国連制裁には関係ないわけですが、大韓民国において徴兵制が強化されたため、どの国籍を持つかは、大変重要なこととなるわけです。
また、日本は、日韓基本条約があり、大韓民国を唯一合法としているわけですから、在日コリアンに関しても、これが強く影響することは否めません。但し、我が国は、日朝ピョンヤン宣言があります。しかしながら、この協議は、拉致問題をめぐり紛糾している。ということになります。しかしながら、在日朝鮮人の立場については善処する、という宣言はあるのは事実です。
『双方は、在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした。 』
(4)なお、日本政府として、国連制裁決議についてどうするのか・・・決議2397があるのですが、なかなか公には見えてきません。
https://www.unic.or.jp/files/s_res_2397.pdf
国際連合安全保障理事会決議第2397号 和訳 (外務省告示第7号(平成30年1月18日発行))
『8.決議第2375号(2017年)17の規定の採択にもかかわらず、北朝鮮国民が、 北朝鮮の禁止されている核及び弾道ミサイル計画を支援するために北朝鮮が使用す る対外輸出収入を生み出す目的で、他国で引き続き働いていることに懸念を表明し、 加盟国が、当該北朝鮮国民が当該加盟国の自国民である、又は、適用可能な国内法及 び国際法(国際難民法、国際人権法、国際連合本部協定並びに国際連合の特権及び免 除に関する条約を含む。)に従って送還が禁止されていると認定する場合を除くほか、 加盟国が、直ちに、ただし、この決議の採択の日から24か月以内に、当該加盟国の 管轄権内において収入を得ている全ての北朝鮮国民及び海外の北朝鮮労働者を監視 する全ての北朝鮮政府の安全監督員を北朝鮮に送還することを決定するとともに、さ らに、全ての加盟国が、この決議の採択の日から15か月以内に、この決議の採択の 日から12か月間に送還された、当該加盟国の管轄権内において収入を得ていた全て の北朝鮮国民に関する中間報告(該当する場合には、なぜそのような北朝鮮国民の半 数に満たない数しか当該12か月の期間終了までに送還されなかったのかについて の理由の説明を含む。)を提出すること、及び、全ての加盟国が、この決議の採択の 日から27か月以内に、最終報告を提出することを決定する。』
和訳ではこのようです。難しいですね。
ただ、ここでは、
2重国籍はOK『加盟国が、当該北朝鮮国民が当該加盟国の自国民である』
保護すべきと認める場合はOK『適用可能な国内法及 び国際法(国際難民法、国際人権法、国際連合本部協定並びに国際連合の特権及び免 除に関する条約を含む。)に従って送還が禁止されていると認定する場合』
こうなるわけです。
なお、我が国では、国籍法により二重国籍は禁止されています。ただ、承認されていない北朝鮮籍は、国籍法に抵触するのか?
この問題はあるでしょうが・・・少なくとも、我が国の国籍を持っていれば問題ない。ということは、ひとついえるのでしょう。ギィン~
保護すべきと認める場合はOK
これは、日朝ピョンヤン宣言がありますので、我が国の複雑な歴史を鑑みると、可能性はあると思われます。但し、拉致問題を考えれば、当然反発はあるでしょう。
しかし、いずれにしても、騙しうちはよくありません。
私個人としては、秘密裏に北朝鮮国籍を保有した者や朝鮮総連の関係者は、それがばれている場合、この条項に抵触する可能性があるかもしれない、と考えています。
12月8日、真珠湾攻撃において、旧大日本帝国海軍は、最後通牒を外務省に託しましたが、翻訳の手違いなどで米国に最後通牒が届く前に戦争を起こしてしまいました。無論この記述が真実かは不明ですが、騙しうちはよくない。とそう思っています。
どこかの有名な記者が、例えば政府に、そろそろ、国民住民にわかりやすく取材してほしいと思っています。
無論、国籍を選択する以上、そのリスクがついて回るわけですが・・・騙しうちはよくない。とは思っています。
なお、大韓民国籍の方も、徴兵制については、だんだん徴兵参加を言われる状況になると思いますので、しっかりと考えておくようにする必要があります。
ただ、親族が分断され、統一(的和解)を希望する在日コリアンの方もおられると思われますので、複雑な心境ですが、ただ、グローバル化が進み、いくつ国籍持っているの的な方も多くなりました。それらを考えると、時代の流れもあるな、とは実感しております。(根っからの日本籍の底も孤独死など、見えない時代になってきているようです・・・)