数回前の記事でパソコンの消えるシリアル番号(消えたシリアル番号を修繕することを拒否されるケース)を説明した。
ちなみになぜシリアル番号が消えたのかについて、実例で図示して説明しておこうと思う。
物体を加工して番号を記録した場合は、基本的にシリアル番号が消えることはない。
例えば、昔の銀行カード(キャッシュカード)のケースである。
(出典 福岡銀行) ※なお、この銀行のカードは、現在インク式(下記参照)をメインで発行しているそうである。
このようなカードの場合は、物体を加工しているため、基本的にカードが消えることがない。
ところが、ペイントで処理した場合は、油で消えることがある。例えば、こういう新しい形の銀行カード(キャッシュカード)類である。
(出典 キャッシュレスJAPAN)
https://cashless-japan.net/yuuchhopay-ginkoudekinai/
インクの種類にもよるのだろうが、たまに、手の油で消えたケースもあるそうだ。
こういう事象に対して、少なくとも、重要な番号は、加工した消えないものを利用させるようにお願いしたのだが、業界としての流れは、インク式に傾いてしまったのである。
なお、防衛策としては、
(1)カードを複写しておく
(2)カード用のケースを用意しておく
ただ、わざわざ問題あるものに変え、利用者のフラストレーション(不満)を増大させるような話は、日本では多くなっているように感じる。
お客様の利用より何かの消費あっせんを優先させているような、そんな感じである。注意が必要である。

