日韓関係問題は、特に、慰安婦問題など「朝日新聞が悪い」

と国会議員が言っている。(ように読める)

 

そうなの?

 

確かに、

 『朝日は2014年、過去16回報じた、旧日本軍による従軍慰安婦の強制連行があったとする日本人男性(故人)の証言を虚偽認定し、これに基づく過去記事を撤回した。』(ディリー 丸山穂高議員、朝日新聞に逆襲「慰安婦関連の朝日」「恥ずかしげもなく日韓関係悪化と」 9/4(水) 10:59配信)

これは、事実のようだ。

(ただ、朝鮮戦争下でどれくらいの正確な情報が得られるのか、疑問に思う点はある。そして、それは、高度情報化社会での情報セキュリティ問題の参考になる気がしている。)

 

しかし、日韓関係の問題は、何も朝日新聞にだけあるわけではない。

日韓基本条約は、条約締結当時世論は2分されていたという話もある。

 

条約賛成した者は、おそらく、どういう経緯で条約を賛成していったのか説明する必要があるし、日韓関係を気にする国会議員は、それを国民に説明する責務があるのではないか。

 

個人的に思うに、日韓関係で逃げているのは、「日本の報道を中心に見ていて」、実は、両国の国会議員、だと思っている。

 

日韓基本条約は、朝鮮民主主義人民共和国=北朝鮮、を条文で正当なものとしては否定している。

そこに嘘はあるのか?

そして、その中で、賠償金を受け取った。その賠償金の使い道について両国政府で調査したなどという話は「報道で」見ない。

さらに言おう。

大韓民国は、朝鮮民主主義人民共和国=北朝鮮と一緒に、ダブル国連加盟を行った。しかしながら、これと、日韓基本条約について、また、両国の関係について、前進させよう、というにとどめている。その状況の中で、北朝鮮側から砲弾が撃ち込まれても、開城工場地帯は煙の中一時的に運用されていたというわけのわからない話もあった。(その後閉鎖)

なお、朝鮮統治時代に、官憲を含めた人身売買が横行し、中には、旧日本軍の慰安所に送られたこともあった。朝鮮統治前には、旧日本軍や暴力団も加担した、王妃・閔妃暗殺事件も発生している。

ただ、当時の歴史や国際法上どうなのか、という問題もあるだろう。

これだけでまとまっていない。というのを認めるが、朝鮮半島と日本の歴史は、そこまで「ソフト」なものではない。

 

ただ、文言を確認するに、日韓基本条約の賠償条項や規約条項を変更する手続きは定められており、かつ、そこだけでない問題も絡む場合であっても、まずはそこで話し合うことも可能であった、というわけでもある。

 

どこの話し合いはよく、どこの話し合いは認めない、という話ではないだろう。

 

竹島問題についても同様ではある。ただ、大韓民国が手放す云々の前に、

・・・あれは、北か南か

で南北で話し合えばよいのではないのだろうか。正当な政府としては、条約上は大韓民国だけ、であるのだが・・・ブラックジョークとしてそういってしまえば、無駄な議論を省くこともできるだろう。

 

あまりに、日韓関係がひどくなるならば、米国他同盟国とも相談のうえ、

とりあえず、日本の外務省が、国連総会で両国の担当者に公式に主張を確認してはどうだろうか。

そのうえで、その国と交渉することに何の問題もないと思われる。