焼成温度 | 【綺麗なためいき】 磁器絵

【綺麗なためいき】 磁器絵

磁器絵付け 東と西の架け橋を夢見て

電気炉、素地、絵具の質にもよるので

一概には言えませんが、

大まかにどの色を何度で焼成すると

よりよいかと言いますと…


800-815 ピンク、紫系

780-800 茶、青、黄色など

730-760 赤


ボーンチャイナは上記よりも20度程低い温度



磁器絵 “綺麗なためいき”-手描き プレート


一般的にきれいな赤を出すのは難しいと言われており、

低温で焼かないと、色あせたような赤になってしまいます。


それでも色に少し厚みをつけて焼けば、

メーカーにもよりますが800度でもきれいに発色します。

ただ、一歩間違えると釉薬ごと剥がれるので要注意で~す。


私の使っている絵具のブルーは品番にもよりますが

焼成毎に、また既に800度で焼きをし、

再度他の色に合わせて760度で焼く場合に

発色のダメージが起きることが多くあります。


赤が必要な時、綺麗な青を残すために

上記の方法で焼成します。


電気炉はマイコン制御され、火を使うものよりも

安定した焼成をもたらしてくれますが

やはり焼成は謎めいたミステリアスなもの。


ご自身の窯と絵具の特徴をつかんで

つきあいましょう。



次回は金や盛りの焼き温度について~