◯Q&A)公開された遺骸写真について  |  三鷹市猫不審死事件
 

 
Q.01・遺骸写真はどこで公開されたのですか?

A・Amazonで配信中の映画「動物愛護法」の映像内にて、遺骸写真が公開されました。

監督は「一般社団法人 ギルティ 市川ヒロシ(@torakic63151426)」(以下、市川ヒロシ)と交流もある北田直俊。本作品でもレポーター役として市川ヒロシが出演とあります。

2022年12月31日にはインスタグラムの劇中映像を見るよう市川ヒロシが呼びかけています。

 
午後7:35 · 2022年12月31日
遺骸の映像
 

 

 

 

 

 

Q.02・本事件が映像化さたのですか?

A・いいえ違います。劇中のほんの一部で扱われたに過ぎません。

1時間19分32秒時点で「取材から3年。2020年11月、東京都三鷹市で老いた地域猫の惨殺死体が発見された。」とテロップが挿入され、約3分40秒の間、本事件が扱われています。

 
 
 
Q.03・遺骸写真について教えてください
A・劇中で確認できた遺骸写真は4枚。写真そのものが映る時間は少なく、画質も鮮明ではありません。
遺骸は左向きに寝た状態(右肩が上)で体の左側は確認できず、前足は画質が悪く詳細が掴めません。
それぞれの写真で角度は違いますが、遺骸を動かし撮影した様子はありません。
 
 
 
Q.04・遺骸の様子を教えてください
A・上顎(鼻先付近)に異常があり、肛門に出血のあとが見られます。
それ以外の箇所に傷や出血、血痕は確認できません。
 
 
 
Q.05・上顎(鼻先付近)に異常とは何ですか?
A・向かって右側の上唇が不自然に上がっている状態です。不鮮明ながら外傷が原因なのは確認できます。
劇中で男性が「鼻もないし(1時間19分43秒時点)」と発言していますが、筆者には鼻はあるように見えます。
しかし上唇が上がった影響で、鼻は本来の位置から向かって左にずれているように見えます。
はっきりとは分かりませんが歯は折れたのか、並びが通常とは異なることも確認できます。
あくまでイメージですが図1を参照ください。
 
 
 
 
Q.06・肛門の出血とは何ですか?
A・肛門から少量の出血が見られ、肛門に近い尻尾の根本付近(内側)にも血液が付着しています。写真からは腸の飛び出し」は確認できません。
 
 
 
Q.07・他に傷や異常はないのですか?
A・遺骸写真からは上顎(鼻先付近)と肛門を除けば、傷も出血も確認できません。
調布地域猫の会(@ChofuChiikiNeko)」(以下、調会)の主張する「個人的には前脚にも血痕が結構付着しているのが気になります」は画質のせいか確認できません。
 

 

 
 
Q.08・人による虐待の裏付けや、疑惑を感じさせるものはありましたか?
A・いいえ。
不快な記述となりますが、被害猫の状態は路上で見かける遺骸と変わりはありません。この写真だけで人為的に傷つけられたと判断する人間はまずいないでしょう。
「原型をとどめていない」などは完全に誇張です。
 
劇中の男性ですら「口の周りが大きくめくれ上がっちゃってるというか、歯もないみたいだし鼻もないし(1時間19分43秒時点)」と曖昧な表現で終わっています。
男性はその後も約2分間喋り続けますが、遺骸の状態についてはこれだけです。
 
 
 
Q.09・男性が血痕を指さすシーンがあったと聞きました。
A・飲食店のテーブルに遺骸写真が広げられ「ここに血溜まりが映ってるんですよね」(1時間19分43秒時点)と指を差すシーンはあります。ですが肝心の部分を映さないので確認はできません。
さされた箇所は、「ネコボラ一員(@j7zdy4ee9Eichko)」が血痕の捏造を行なった箇所と同一と思われます。
 
 
Q.10・この男性は誰ですか?
A・分かりません。
身元はもちろん事件との関係すら説明はありません。

しかし「駐在所からこう聞いた」「行政のミスだ」と口にする内容は調会のそれであり、左手には結婚指輪が確認できます。

調会は遺骸写真の管理を任されているのは自分たちだと主張し「夫婦二人だけ小さな会」とも発言しています。

推測にはなりますが、調布地域猫の会(副会長)ではないでしょうか。

 

※追記

2022年12月27日、市川ヒロシが出演者は調布地域猫の会である事を発信しました。

 

調布地域 猫の会さんが 答えてくれていますね

午後9:37 · 2022年12月27日

 

 

 

 

Q.11・杉本彩が写真を見て「人為的に傷つけられたと判断できる」と発言していました。

A・Evaの「番組」で発言はしていますが、根拠は一切示していません。
杉本彩は「目も鼻も歯も原型を留めていない」「とどめを刺された下の土手には血飛沫と血溜まりがもっとあったそうです」などとも発信しましたが、それらが間違いであることは一目で確認できます。
 
調会の初期の発信を鵜呑みにし、遺骸写真とは異なる発言を杉本彩は行いました。
 
・Youtubeでの発言の様子
・当時のブログの様子(現在は記述を大幅に削除
 

・事件初期の調会のブログ(アーカイブ)

 
 
 
Q.12・調布地域猫の会や市川ヒロシは、獣医師の診断書や意見書を提示しましたか?
A・いいえ。
発言から数年経っていますが、調会や市川ヒロシに、そのような様子は一切ありません。
 
 
 
 
 
◯最後に
久しぶりの更新となります。
まず適正飼育を受けることなく約20年もの間、放置され続けた被害猫のご冥福をお祈りします。
 
2020年11月に発生した本事件も丸2年が経過しました。
この2年間、調会は遺骸写真について公開は勿論、遺骸の状態を説明する事さえ頑なに拒否してきました。
それが今や自分から遺骸写真の宣伝をしているのですから分からないものです。
 
過去にはデイリー新潮の取材で、調会が写真提供を拒否したにも関わらず、市川ヒロシがデイリー新潮に写真提供したことを問題視していましたが、現在では状況が変わったようです。
 
調会が何故このような行動に出たかは不明です。
しかし写真が公開された事で、調会とその周辺の主張がさらに崩れました。
そして被害猫の虐待死の可能性はさらに低くなったと言えます。
 
 
これらについては、次の機会に書こうと思います。