平成26年4月1日
過ぎゆく季節の名残とともに、春を味わう「水ようかん」
- (22㎝×13㎝の流し箱に冷やし固めて12個分)
Ⅰ)きんかんの甘煮をつくる
- ≪材料≫
- きんかん 適量
- 砂糖 きんかんの重量の1/2
- 水 適量
- ≪作り方≫
- ① つまようじを使って、きんかんのへたを取り、数カ所穴を開ける。
- ② きんかんをなべに入れ、きんかんがかぶるくらいの水と砂糖を加え、火にかける。
- ③ 沸騰したら弱火にし、10分煮る。冷ましながら、甘みを煮含める。
Ⅱ)型を準備する
- 流し箱に仕切りを入れる。なければ、ココット型のような小さな器に入れてつくってもよい。
- 固まった後、水ようかんを型から抜き出す時には、流し箱や器を水でぬらしておく。
Ⅲ)水ようかんをつくる
- ≪材料≫
- きんかんの甘煮(縦半分に切っておく)
- うぐいす豆
- 桜の花の塩漬け(水につけて、塩を抜いておく)
- 水 2カップ(400cc) 粉寒天 2g
- さとう 50g 白あん 300g
- ≪作り方≫
- ① 用意した型に、きんかんの甘煮、うぐいす豆、桜の花の塩漬けを入れる。(写真①)
写真①
- ② なべに水を入れて、粉寒天をふり入れる。火にかけて、まぜながら1分間煮立てる。
- ③ 砂糖と白あんを加え、煮溶かす。
- ④ 鍋ごと冷水につけ、なめらかに混ぜながら、スプーンを使って型に少しずつ流していく。
- ⑤冷やし固める。
- ※あっさりした白あんは、きんかん、うぐいす豆、桜の花の塩漬けがそれぞれよく合います。食べた時に味が混ざらないように、水ようかんの生地を流して、固めます。
つくれぽ
(住職の味見)味見中。(あ)
(典座の
つぶやき)つやつやだけど真っ黒な、そんな「ようかん」のイメージが一変。なんて春らしい色合い!!桜の塩漬けが手に入らなかったのがとても残念。少し塩
味が入ると、甘みもうま味もぐっと際立ったのだと思います。「きんかんの甘煮」まで作れるようになったのがとってもうれしかったです。「水ようかん」も
「甘煮」も思っていたより短時間でできました。簡単なのに上品なお菓子です。