アタシはアリクイ



山道を歩いていると、

落ち葉が溜まっていない舗装された遊歩道の、真ん中に、

不自然に木屑がたくさん落ちているところが、たまにある。


それは、花びらみたいに

薄く、小さく、一面に積もっているのだ。


だれかが、ここで、のこぎりでも使ったような、

小さな木屑は、

色あせた花びらのようにも、

少し汚れた雪のようにもみえて、

不思議な存在感をかもしだしている。


かあさまは、いつもこの木屑にであうと

不思議そうに通り過ぎ、

アタシと、マツケンと、ハナちゃんは、

ここぞとばかり、アリクイになる。



アタシはアリクイ

(あらっ? 雪かしら?)


かあさまが、立ち止まる。


(ほらぁ~~見て見て!

 花びらかなぁ? 花なんか咲いてないよねぇ?)


ハナママと、マツケンママと、かあさまが見上げた空には、

太い枝や細い枝が、重なり合って、

そのなかを、大きな太いフサフサが、

ちょろちょろと、目の端をかすめる。



アタシはアリクイ


(なぁ~~んだ。りすかぁ)


(えっ? りす?

 あ”~~~~~!!!

 この花びら、リスがかじった実のかすだ~~!)


(あんたたちっ! 

 リスの食べかすを、おいしそうに舐めてんの? 

 も~なさけな~~い!)


かあさま、食べかすだと思わなければいいのよ。

これは、花びら。

これは、雪。


ね、気はもちようよ♪



アタシはアリクイ

なんとなく、はじめたランキング。

みなさんのポチのお陰で、とっても励まされました。

ポチのお陰で、今日までブログを続けてこられたんだと思います。

どうも、ありがとうございました。


そして、またなんとなく、ランキングをやめました。

とりたてて、理由はありません。

なんとなく、です。


ランキングの数字で、コメントしてくださる以外の方達と、

つながっている気がしておりましたが、

これからは、目に見えるものがありません。

でも、今までの応援を心の支えに、

変わらずのんびり続けていきますので、

これからも、よろしくお願いしますね♪