パソコンに向かっていた夜
子供達の歯磨きの点検をしていた相方がアタシにこう言いに来た。




相方:「ぺーが口切ったから病院行ってくる」




駆け寄ると、
ぺーの口が血に染まっていた。

抱きかかえて傷口を診る。
血と唾液でよく見えないけれど口の中は1.5センチ程切れており
唇横の外側も、スカッと鋭く5ミリ程切れ

ぺーの柔らかい頬にパックリ傷口が開いている。


ぞくっとした



相方:「踏み台から落ちる感じで転んで、口を切ったから。。。」





口の中と、その外側が切れている。


   と、言う事は。。。。


ぺーの鋭い歯が内側の頬から貫通して
表までも傷つけたのだ。




   どうしよう。




ぺーはアタシに抱っこされ泣き止んでいる。
頬の傷口からはジワジワと血が出る程度に落ち着いた。



  救急でいいのか

  これは大怪我ではないのか



判断に迷う。
出血は少なく、一刻を争う状況ではない。
傷口がとても綺麗なので
表面だけだったとしたら縫わなくとも跡形無く消えるだろう。
でも貫通している深い傷だとしたら。。。




119番にかけた。
以前ぺーがかけたのと、アタシが間違えてを除き
自分の意志で初めての事。



119:「はい、119緊急通報です。


    消防ですか?救急ですか?」



ケガと出血の程度を伝え、
救急車を要請して外科の受け入れ先までお願いした方がいいのかを相談した。

すると



119:「お車では行ける訳ですね?


    では、今からお教えする番号にかけて下さい。


    そちらで適切な病院をお教え致します。」




教えてもらった番号にかける。
これがちょっとヌルイ感じのアレだった。




交換手:「ああ、それでしたら日赤とか救急に行って頂いた方が。。。」




ハハ:「そちらで、外科の救急担当を教えて頂けると伺ってお電話致しました。」




交換手:「どちらで聞かれたんですか?」




   そそ そんなのかんけねーーーーーーーっ




ハハ:「119です(切気味)」




交換手:「区内だと当番は無いです。区外になります。。。」




ダラダラとした口調だった。

どこか聞くと
交換はため息交じりに隣の区の二カ所を口にした。




ハハ:「そちらの方が、近いので行けます」



交換手:「今から受け入れて貰えるか聞くので、そのままお待ち下さい。」




保留。


アタシがこだわるのには訳があった。

数年前、病院なら何でも良いと診てもらい
ジジの額に一生残るキズを作ってしまった。
薄くなってきたもののアレが悔やまれている。

 『キチンと病院を選んでやらないと。』

その一心だった。



保留が長く感じた。
待つ事10分。
再び交換手が出た。


外科担当は急患が入り、拒否されたという返答だった。

ありがちだが仕方ない。これ以上食い下がる怪我ではない。
結局、救急を紹介してもらう。



大学病院に電話をかけ3度目の状況説明。
出たのは誠実そうな先生だった。



大学病院:「先ずは診てみたいといけないですね。


      必要があれば、口腔外科の歯の専門医の先生をお呼びします。


      それでよろしいですね」





       コウクウゲカ




奇しくも、アタシの頭の中に飛んだのは飛行機(ジャンボジェット)だった。

   こんな時にガッデム!!オレ!!








ぺーはアタシに抱かれてすっかり熟睡してた。
後ろ髪を引かれる気持ちで
飛行機先生。。。じゃなくて、口腔外科の先生と相方を信頼する事にした。

「様子がわかったら連絡ちょうだい」
と相方に伝えて
いつのまにか眠っているジジとアコと一緒に留守番。



40分後
相方から連絡があった。




相方:「あのね、貫通じゃないって」




  ( - ω -)



内側から歯がぶつかった衝撃で外側も切れたみたい。


  よよよ よかったーーーーー。


テーピングだけで済んだ。
口の中も縫うと厄介だからそのまま。
うがいだけよくさせれば大丈夫との事だった。



帰って来たぺーは
すっかりオメメパッチリ(AM1:35)



ハハ:「痛かったね。大丈夫?」



と抱っこすると



ぺー:「へ。(ここが痛い)」





反対のほっぺを指差すぺー



   違うぞぺー!!!!!! 
   そんなのカンケーねえのかそうなのか?




航空



皆様も、チビさんの毛ガニはお気を付けて。。。イヤイヤ
歯で舌を半分程切った子もいマッスル
びーけあほ~。


 あこばな2
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※切り傷には縫わなくてはいけない場合と
 縫わなくても綺麗に治る場合があり、
 先生の方針や考え方、整形外科の先生曰く残りにくい縫い方もあります。