高校のときからの親友でもあるKが、
一昨日から在宅看護になった。
Kは喉頭癌で透析もやっている。
今は舌にも転移している。
気管切開して胃ろうしているので
とても辛い闘病生活となっている。
透析をしている癌患者には、
今の医療はとても厳しいものがかある。
3月からニボルマブが頭頸部癌にも
適応となった。
適応条件はシスプラチンを一次治療で
行ったことがある人。
腎臓悪いので強い抗がん剤はできない。
そこがネックとなって何軒か病院当たってみたが
「国の決めた条件だから出来ない!」
と。
一縷の望みをかけていたのに
ダメだった。
そして、緩和を勧められ、
初めは緩和病棟希望したが、
透析も行っている緩和病棟は少なすぎる
やっとあっても物凄く遠いところ。
どうやら緩和は積極的な延命は
やらないから、透析もないみたい。
そして、一般病棟の個室を望んだのだけど
末期癌の透析患者で気管切開して、
胃ろうの患者だと受け入れてくれる病院が
なかなか無くて。
だから在宅看護になった。
その間の病院とのやりとり。
「なんなかあ?」って、
かなり心が傷んで切なくなった。
でも、在宅看護は
2日に一回医者の診察がきてくれて、
毎日看護師の訪問もある。
吸引器も酸素もベッドもエアマットも
あり、快適だった。
不思議なことに、
顔がパンパンに浮腫んで目が開かなかったのに
家に帰って来て午後には浮腫がとれて
目がパッチリ空くように。
やっぱり家が良いんだね。
日中は痛み止の麻薬のせいで、
結構うつらうつらしている。
夢も結構みるようで、目覚めたとき
私の旦那が死んで葬式やってた。
と、ノートにかいた。
回りのみんなは
「えっ?まだ死んでないよ。
生きてるよ!
そんなに早く殺さないで!」って、
みんなで大笑いとなった。
旦那とKは同じ癌友!
私にはわからないけど通じるものが
あるみたい。
昨日も帰るときKの✋を旦那が握り
頭を撫でながらKに旦那が話していた。
Kの旦那が
「同じ病気同士オレらじゃわからない
通じるものがあるんだよ!」と、
言っていた。
私もそう思う。
なんやかんやで、色々あったが
やっぱり家が一番良いよね。
今日もお付きあいしてくれて、
どうもありがとう。
良い一日でありますように。