コチラの記事は虚空蔵求聞持法シリーズの続編です。
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忘れる力は、意識の進化である
──それは劣化でも老化でもない
「最近、忘れっぽくなった」
「昔より記憶力が落ちた気がする」
こう感じた瞬間、多くの人は焦ります。
能力が下がったのではないか。
このまま衰えていくのではないか。
でも、あえてはっきり言います。
忘れる力は、意識の退化ではありません。
進化です。
忘却は「欠落」ではなく「調整」
まず前提をひっくり返します。
忘却とは、
記憶が抜け落ちる現象ではありません。
必要でない情報が、意識の表層から降ろされる調整です。
人間の意識は、
成長するにつれて扱える情報の「質」が変わります。
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若い頃:量が重要
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成熟期:構造が重要
このフェーズ移行のとき、
大量の記憶はむしろ邪魔になる。
だから、忘れるんです。
進化した意識は「全部を覚えない」
意識が成熟してくると、
こんな変化が起きます。
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細部への執着が薄れる
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本質だけを捉える
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全体像で理解する
この段階では、
細かい情報をすべて覚える必要がない。
むしろ、
覚えすぎると全体が見えなくなる。
だから、忘れる力が働く。
これは防衛ではありません。
次の認知段階に進むための整理です。
忘れることで開く「空白」
忘却が進むと、
一時的に不安になります。
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頭が空っぽになった感じ
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何も残っていない感覚
でも、この空白こそが重要。
虚空蔵的に言えば、
「場」が開いた状態です。
この空白があるからこそ、
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必要な情報が自然に入る
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繋がるべきものが繋がる
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思考せずとも理解できる
忘却は、
受信感度を上げるための準備段階なんです。
記憶を手放せない人は、次に進めない
逆に、
「忘れたくない」「全部覚えていたい」
この意識に強くしがみつくと、
進化は止まります。
なぜなら、
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過去の成功
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過去の理解
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過去の自分
これらを手放せないから。
意識の進化とは、
自分の“正しさ”を更新すること。
忘却できない人は、
残念ながら更新が起きないのです。
忘れる力=信頼
最後に、一番大事なこと。
忘れる力とは、
自分の無意識を信頼できている状態です。
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必要なものは残る
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不要なものは消える
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タイミングで浮上する
これを疑わなくなったとき、
記憶は軽くなり、
人生全体がスムーズになります。
忘れる力は、
意識が「次のステージに行ける」と判断した証拠です。
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情報が残る人/残らない人の決定的な違い
では、ここで疑問が出ます。
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なぜ、自然に情報が残る人がいるのか
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なぜ、同じ情報でも残らない人がいるのか
次は、その決定的な違いを
構造として解き明かしますね。

