不倫男とのデートと思わせる様な行動から2日経った夜、仕事から帰宅した私はリビングに出しっ放しにしてあるノートパソコンが目に入る。
多分長女の仕業。
インターネットを見たままにしてしまったんであろう。
しかし、自宅に長女の姿は無く、下の子供達もまだ部活から帰って来ていなかった。
静まり返る自宅、お風呂場から物音が聞こえる。
それは嫁が入浴中だった。
その日私は、仕事の付き合いで得意先との会合の予定だったが、都合により無くなり早々に帰宅。
私の帰りが遅いと思ったのか、気が緩んでいたのか、嫁の携帯がテーブルの上に画面が見られる状態で置いてあった。
その時、とっさに出しっ放しのノートパソコンの前に座り嫁の携帯片手にUSBケーブルを接続し、データをバックアップ。
そして、こんな時の為にダウンロードしておいたPC用LINEアプリを起動させ、嫁の携帯のLINEを開き、ログイン設定を素早く完了させる。
この時の為に、自分の携帯で何度も試し、どうやったらログイン出来るのかシュミレーションしてたから、短時間で済んだ。
無事にPCでのログインも完了し、携帯に来るログイン通知も削除して、一旦PCをトップ画面に戻し、嫁が風呂から上がるのをジッと待った。
その後10分位した後、風呂から上がる様な物音を感じ、私は一旦自宅の外に出た。
外でタバコを吸いながら時間を稼ぎ、何事もなかったかの様に、仕事から帰宅した振りをする。
私『ただいま~』
嫁『…………』
基本的な挨拶もあまりして来ない日々でした。
行ってきますも、言っても返ってこない。
そんな感じでした。
少し間があいて………』。
嫁『今日は仕事で飲み会なんじゃないの?』
私『得意先の都合で無くなった』
嫁『いないと思ったから、あんたのご飯なんて用意したないよ!』
私『別にいらないよ、適当にビール飲んでつまむ程度でいいから』
嫁は、相変わらず素っ気ない態度だったが、早く帰って来た私が邪魔なのか、表情も行動も不機嫌そう。
その時は、気持ちは不倫男に夢中だったのだろう。
そうこうしている内に、子供達も帰宅し夕飯を済ませ、母親の不機嫌そうな感じを察したのか、早々に自分の部屋へと階段を駆け上がって行った。
嫁も、私と一緒にいるのが嫌なのか、風呂上がりの髪をドライヤーで乾かして、寝る準備に入る。
そして、『私、寝るねっ』と言い残し、足早に寝室へと行ってしまった。
そこから、PC画面とにらめっこしながら、LINE内容を確認した。
PC用のLINEアプリは2週間前位までしか遡る事は出来なかったが、やっぱり2日前に実家へ行くと言って出掛けたのはウソだった事が判明した。
その日は、私を葬儀場に降ろした後、近所で待ち合わせをして、不倫男の車でドライブデートをしていた事が判明。
その他、その2週間の間の内容は私とやり取りした事のない様な言葉や絵文字、特に💓マークだらけ。
そして、不貞な行為と断定しても良い内容の文面もしっかりと目にした。
それを自分の携帯で写メって、しっかりと保存。
薄々感付いてから、今日まで『出来ればウソであって欲しい』と淡い願いをしていたが、もろくも崩れ去りいざ内容を目にした現実に、その日は朝まで寝られなかった。