冬至によせて | 二子玉川のちいさな雑貨店CUCIRINA! 映画部

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2019年7月以前の雑貨記事も残してます!

こんばんはお月様
二子玉川雑貨店のクチリーナです。

今夜は冬至ですね。
柚子湯オレンジには入りましたか?
柚子と言えば柑橘類。
かの原発事故以来、クチリーナの横浜の実家でも、収穫した果物を検査に出してきました。
はじめは、専門機関である同位体研究所へ。でも、こちらは費用が高くて悩んでいたところ、市民のうねりにより、各地に市民測定所が設立されました。
そこでクチリーナは、コンセプトの第一印象に惹かれ、国分寺のこどもみらい測定所を利用するようになりました。
これまでに、去年の夏みかん、横浜の野菜、目黒のブラックベリー、目黒の柿などを検査してもらいました。
ブラックベリーは不検出、柿は一桁だったのに、夏みかんは30ベクレル近く検出したのは、ショックではありましたが、傾向を把握するのに大切な作業と思って受け止めてきましたかお
柑橘類は出やすい。
そうしたことは、他の方の情報でも知っていましたので、やっぱりか…と思いつつ、母の夏みかんマーマレードやゼリーが食べられないさみしさを感じずにはいられませんでした。

そして、今年の冬。
新しい柚子がなりました。
どの程度の推移を見せているだろうか、と柚子を検査に出すことにしました。
検査容器にいれやすいよう、ミキサーにかけてから持ち込むのですが、柚子をミキサーに入れると、たまらなくかぐわしい香りが広がって。
かつては、季節の喜びでしかなかったこの香気を複雑な思いで胸に吸い込みました。
photo:01



こどみらさんからの結果報告は、明るいと言ってよいものでした。
去年のようにバッサリとセシウムをかぶらなかった為か、また地面の汚染が少し流された為か、今年は柿と同じくらいまで下がっていました。
1ベクレル前後。
あるには、ある。という結果。
ただし、大幅に少なくなったと。
柑橘類の汚染が低減してきたことは間違いなく明るい兆しです。
つぎは、今年の夏みかんがどう推移しているか、また収穫後にこどみらさんに見てもらうつもりです。

こどもみらい測定所では、一検体3000円で食品や土壌の検査をして下さいます。
メモリというオーガニックな雑貨屋さんの一部に測定所を設け、活動されています。
とても、素晴らしい方たちが関わっている測定所です。
今まで気になっていたが、誰にも言えなかった方、ぜひこのドアをノックしてみてほしいと思います。
心配なのは、悩んでるのは、一人じゃないしょぼん
そう思えるだけで、助けになるはず。わたしはそうでした。

先日、近所のママ友と立ち話をしました。
以前はよく一緒にいたけれど、子どもが大きくなって、あまり会う機会が取れなくなった彼女。
話の流れで思い切って、放射能を心配していること、切り出してみたら、彼女も同じだと。
なんだ、こんなに近くに同じ思いの人たちがいたのに、ひとりぼっちだと思っていたんだ、と安堵のため息が出ました。
東京や横浜に住んでいて、福島など、汚染の深刻な地域の方の苦しみはとうていわかり得ません。
でも、だからといって身の回りにある汚染を無視したり軽視することは、汚染の深刻な地域の方のためにも全くならないと思っています。
それは、原発事故そのものを軽視し、汚染地域に暮らす方々の苦しみをも、軽いものにかえてしまい、…またいつのまにか、豊かさのために再稼働を進めて行くことにつながってしまうから…。
なにもできません。
でも、なにかできるとも、思うから、これからも検査を続けます。

一ベクレルの柚子。
食べてもいいかもしれない。でも、来年もっともっとよい結果になることを期待して、今年は食べないことにする、と母。
柚子湯は入れるかな、と、今年の柚子をくれました。

お月様お月様お月様
今夜は重いテーマでした。
でも、わたしはモノを売るだけじゃない形でお客様と繋がりたいから、包み隠さず伝えたいと思っています。
お読みいただき、ありがとうございましたラブラブ







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