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スペクタルでワンダフルなスペクトラムな日々

思春期息子と母の人生開拓日記。

息子は中学新生活、乗り越えようと
本当に頑張っていました。

着慣れない学生服。
細かすぎるルール。
はじめましての同級生もたくさん。

一生懸命、慣れようとして、
先生の話も一生懸命書き留めて。
必死という言葉がぴったりなぐらいに、頭から、足の先まで緊張していました。

そんな緊張しなくてもー
と言われそうですが、緊張感をもたせるのが息子の中学のやり方のようで、担任の先生も少しのことで大声で怒るということを、初日からされていたようです。

息子は聴覚過敏という特性を持っていて
暴力的なことにトラウマもあり、中学の先生には先にお話もさせてもらい、少しでも配慮いただけるようにと入学前にもお話をさせていただいていました。
新学期初日にもらった、学校の書類の中にある、子どもの状況を詳しく書くものにも、事細かに出来るだけわかりやすく書き、初日にすぐに提出もしました。

ですが、結局配慮はしていただけませんでした。

身体測定の日に、息子にむかって体育の先生が怒鳴りました。
怒鳴る内容が質問だったので、素直に答えた息子に、さらに暴言を吐きました。

息子が何かしたということではありません。

私が勝手に思っていることですが、
反論しないだろう息子を見つけた先生は、
息子を使って、クラスに対して威厳を見せつけ、さらに緊張感をもたせたかったようです。
違うクラスに対しても、同じような理由での理不尽な怒鳴りをされていたと聞きました。

その日の夜、めったに泣かない息子は
体を震わせて泣きました。
どうして、怒鳴られないといけないのか?
怖い。と。

私は憤る気持ちでいっぱいでしたが、
ちょっとしたことで、怒るような先生はいる。でも、そんなに気にする必要はない。
なれるしかないんだよと、話しました。

担任の先生、他の先生は息子は確かに怒鳴られるようなことはしてないし、その先生も怒鳴ったんじゃない。
その先生は地声が大きいだけと、体育の先生をかばうばかりでした。

もちろん、そんな理由で私は納得できませんでしたが、
これからはそのようなことをしないでほしい。と学校に伝えることしか出来ず、
息子には頑張れと励まし、なぐさめ、
翌日は金曜たったので、とりあえず行ってみよう!と登校させてしまいました。

今から、思うとどんなに不安たっただろうと思うばかり…。

なんとか行けた金曜は超えましたが、安心感も何もない学校に恐怖心が減ることはありません。そりゃそうです。

その後、先生と話し合ったり、私も一緒に登校したりいろいろしましたが、
息子の顔から表情というものがなくなってしまいました。

これ以上登校させることに、デメリットしかないという、
他からの意見、判断もあり、不登校することになりました。

学校の対応ですが…特にはありません。
期待してはいませんでしたが、それ以下で、ガッカリしています。

体育の先生は、怒鳴るキャラは自分のキャラだとおっしゃっているようです。
話し合いなどにも、出ては来られません。
うちの子が、不登校になったことも何とも思われていません。
もちろん、謝罪などもありません。

謝ってほしいわけではありませんが、
自分のしたことで、生徒が来れなくなっていることを、なんとも思わない先生がいることに、悲しさを感じます。

前向きに不登校の状況を受け止められている今でも、きっかけを振り返るとせつないです。