昔、何かの本を読んで知ったエピソード。
読んだとき、なんか
響くものがあった。
その本に
河合隼雄さんの
『ユング心理学と仏教』の中で
紹介されてたエピソードと書いてあった。
思わずポチった
だいぶ前に買ったけど
少し読んだっきり本棚に眠ってた
最近、またこのエピソードが
頭をよぎったから、
久しぶりに本を開いた。
P208 のエピローグのページで紹介されてる
2人の僧が旅に出て、川に行きあたります。
その川は誰も歩いて渡るほかはありません。そこに美しい女性がきて、川の中にはいるのを嫌がっているように見えます。すぐさま1人の僧は、彼女を抱いてその川を渡りました。向こう岸で彼らは別れ、2人の層は旅を続けました。しばらく黙って歩き続けましたが、1人の僧が口を開きました。
「お前は僧としてあの若い女性を抱いてよかったのかと、俺は考え続けてきた。あの女性が助けを必要としていたのは明らかにしてもだ」。
もう1人の僧は答えました。
「確かに俺はあの女を抱いて川を渡った。しかし川を渡った後で、彼女をそこに置いてきた。しかしお前はまだあの女を抱いているのか」と。
このエピソード知ったとき、
わたしは「考え続ける僧」
タイプ人間だと思った。
起こった出来事に対して
心の中で悶々と考え続ける。
これって、
しんどいだけですよね![]()
もう1人の僧って
結局「今この瞬間」に
いるんでしょうね。