我が人生の一コマをいくつか切り取ってみました。

〜２０代〜

大学生の時、両親の仕事の手伝いで取引先のスーパーに行った時、母が「＊＊＊ちゃん」と私を呼んだため近くにいた客が一斉にこちらを見ました。（ちなみに＊＊＊ちゃんは身長１８０cmです。）

私は、関係ない人のふりをしてその場を離れたのでした。

これ以来、ちゃん付けは勘弁してもらうこととなりました。

かなり苦戦して取得した自動車運転免許ですが、会社の駐車場に停められるようになったのは半年後。

みんなが「おー！」と驚きの声を上げました。

田舎なので、それまでは路上駐車・・・（汗汗）。

〜３０代〜

ある雨の日に、『俺も車の運転が上手くなったもんだなあ』と思いながら走っていたまさにその時、左の前輪と後輪が歩道との境にある縁石の上を２〜３m走るということをしでかしました。

車体が斜めになったので、何事が起こったのかとびっくりしましたが、３mほど左側の車輪だけ縁石の上を進んだのち、運良く元の車道に戻ることができました。

私だけではないらしく、後日、雨の日にも見やすいように縁石にポールが立てられました。

ガソリンスタンドで、ウォッシャー液を入れてもらおうと思ったら、スタンド員さんが、私の車のレバーをちょっと捻ったら出ました。

『押してもダメなら捻る』ということに気づかなかった私は、その事態をフォローすることができませんでした。

夜道を走っていたら、自分の車が突如ハイビームになったので、停車して１５分ほど試行錯誤しましたが、ロービームにする方法がわからず、諦めてそのまま帰ったのか、ロービームにできたのか忘れました（笑）。

〜４０代〜

ある夜、車を運転していたら左折でひとりでにドアが開いてしまうという珍事が発生しました。

何事が起こったのかとびっくりしてしまいましたが、そもそもドアを閉め忘れて発車してるんだもの、そりゃ、遠心力で開くわな（汗汗）。

その１週間後にも、同じ場所でドアが開いて・・・同じ原因でした（汗汗）。

タバコの排気を良くしたかったのか、今思えば意味不明ですが、それからは窓だけ開けてタバコを吸うことにしました。

コンビニやスーパーのレジで、今手に持っている財布はお金を払った後だろうか払う前だろうか？とわからなくなる事態が頻発しました。

「今お金払いましたっけ？」と聞いたこともありますが、面目が潰れるため、対策も立てました。

そういう時、レジの前で一呼吸待って、『なんでまだいるの？』という店員さんの気配を察したら、払っていると判断します（笑）。

こんなことが半年くらい頻発しました。

自分史上最高にお気に入りなデザインのシューズを見つけ、分厚い靴下で試着した上で『大丈夫！いい買い物したぞー』と思っていたのですが、履いているうちにかなり窮屈なことがわかりました。

数年後、親指の爪が真っ黒になって90度方向が曲がってしまいました。

同時期に別の店でも小さいシューズを買って失敗したことを店員さんに・・・、なんでボヤいてしまったんだろう？

きっとアホだと思われたに違いありません。

５０代

車検で代車を借りた時、バックミラーの調整方法がわからなかったので、そのまま我慢して乗りました。

返す時に、「このバックミラー変わってるんですけど電動ですか？」と聞いたら、整備士さんが怪訝な表情をして、バックミラーに手をかけ手動でヒョイっと調整したので、またもや面目を失ってしまいました。

単に固かっただけみたいです（笑）。

車を降りてドアを閉めたら、ドアの軌道上に私の膝があったので、うずくまって『ぐえ〜』と苦しみました。

両親とお墓参りに行った時、「１年に１回しか来んから、なかなかお墓の場所を覚えられんなあ」と、うっかり本音を言ったところ、周りにいた知らない人たちが一斉にこちらを見ました。

きっとアホだと思われたに違いありません。

このことがあって、お墓の場所が頭に定着しました。

２年前、山里の田んぼの畦道に四つ足で立っているものを発見し、てっきりカモシカだと思い嬉しくなりました。

ところがその後、何度も２本足で立ち上がる動作をしたので、『熊だ！』と焦りました。

１００mくらい離れていたでしょうか？幸い私には気付いていないようでした。

しかし、農作業をされている方が近くにいたため、『熊』を刺激しないように知らせてあげる必要がありました。

何はともあれ『熊』の一挙手一投足に注意する必要がありました。

そこで私はスマホの拡大機能で観察を始めたのですが、よく見ると田植えをしているおじさんでした。

黒っぽい作業服と黒っぽいキャップ、斜面のため長靴は死角となり見えず、畦道に立っているように見え・・・。

そりゃあ四つ足に見えますよ、田植えだもの。そりゃあ２本足で立ちますよ、人間だもの。

おじさん、ごめんなさい！

もし「熊だー！」って叫んでたら、すげえ怒られてたかもと、今思い出しても汗汗です。

こうして我が人生の恥ずかしいあれこれを思い返してみると・・・

『今までよく生きてこれたもんだなあ！俺』（笑）

それでは皆さん、良いお年を！

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言わない方がいいかもしれない話