そんなわけで、いまさらですが、レ・ミゼラブルの感想。
ネタバレあるので、ご注意ください。っていうか、長い。これでもはしょった方。笑
まず、わたし、実はミュージカルが苦手。とっても。
レミゼに関しての知識として、ミュージカルであるということ以外、知りません。
「レ・ミゼラブル」が「ああ、無情」だとか、「悲惨な人々」「哀れな人々」っていうことすら知らなかった。つまり、本気で「レ・ミゼラブル」という単語でしか認識してなかった。
Zを見に行った時に見た劇場予告、レミゼ推しのzip!、キャストにヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、この2人が出演していたことが、見に行った要因になったと思う。
内容は3つの時期に分かれてる。
■ツーロン:ジャン・バルジャンが仮釈放されてジャン・バルジャンとして生きることをやめるまで
■モントルイユ・シュール・メール:市長として生まれ変わり、ジャベールに再会して、ファンテーヌを助け、コゼットを引き取るまで。
■パリ:コゼットが恋に落ちたり、ジャベールとまた再会したり、革命が起こったり。そして、バルジャンが息を引き取るまで。
うまく説明できないけど、大体そんな感じ。
ツーロンは20分あるかな、多分無いと思う。
司教様が兄弟だと言って、バルジャンを許すシーンからわたし泣いてた。
幸薄感、凄いよ。
モントルイユでは、町全体が負のオーラであふれています。仕事をしなきゃ、子供の泣き声に国は気付かない、今日ですら生きていくのがやっと。国民の叫びから始まる。そこでバルジャンは
市長として工場の経営者として地位を築いていた。その工場で働いているのがファンテーヌ(アン・ハサウェイ登場)。この工場長がまじでカスです。ファンテーヌは宿屋に預けてる子供(コゼット)のために働いてます。で、子供がいるのは秘密だったけど、宿屋からの手紙を同僚の女たちに読まれて、喧嘩して、厄介者扱いされて、最終的に工場長に追い出される。バルジャンはこの時、ジャベールと再会してます。ただ、その動揺で、ファンテーヌの叫びに気付いてあげること出来なかったです。まだ身バレしてない。ジャベールは鼻の利く男や。
ファンテーヌは働き口が無くて、なんだろう、娼婦がいっぱいいるとこに、お金になりそうなものを売りに行くんだけど(闇市的な場所も兼ねてる?)、そこで、「髪もお金になるよ」「歯もお金になるよ」って、どんどん奪われていく。そんで最後には娼婦たちに「わたしたちの仲間になりなよ」「わたしたちは同じなんだ」って、言われて、完全に堕ちてしまう。
そこで歌われるのが「夢やぶれて」。これが、ほんっとに泣ける。表情とか歌い方。アン・ハサウェイにファンテーヌが乗り移った感が凄い。絞り出すような歌声、表現力って凄い!役者って凄い!って、素直に感じた。
その後、バルジャンとファンテーヌ再会。「お前はわたしを見捨てた」「わたしは死にたい」って。ファンテーヌは人生に絶望していて、バルジャンは、自分がファンテーヌを救えなかったことをとても悔みます。
心身ともに疲れ果てていたファンテーヌにバルジャンは、コゼットはわたしが助けようって約束して、ファンテーヌは息を引き取ります。死ぬ前、幻覚を見るぐらいにはファンテーヌは病んでいます。
で、宿屋へコゼットを迎えに行くバルジャンに立ちはだかるジャベール。お前は24601号だーって、捕まえてやるーって。執念で追いかけてきます。逃げ切るけどね。
宿屋シーンは、正直、休憩。一息つけます。テナルディエ夫婦は、なんだろう、不幸だぜおれたち、いえー!って感じ。良くも悪くも不幸。なんだそれって感じだけど、そんな感じ。
そして、コゼットと逃げ切って、舞台はパリ、最後の舞台になります。コゼットと逃げている時、バルジャンは初めて守る存在ができたことに強い幸福を感じています。多分それと同じくらいの不安も。そこに人間臭さのようなものを感じた。
ここで重大なことに気付く…
やべぇ、大人コゼット…アマンダ・セイフライドだっ!!!!!!!!!!!!
か、かわ…!かわいすぎる…っ!!
最後の舞台は、とにかく泣ける。革命の動きによって、沢山の命が奪わる。沢山の想い、願いが叶わない。でも、新しく生まれるものもあるのも事実。コゼットとマリウスの恋だったり、バルジャンの覚悟だったり。
エポニーヌのマリウスをかばって死んでしまうシーンはほんとに泣く。今幸せよ、みたいな。死に際にマリウスに抱かれていて、とても幸せよ、みたいな。この切なさは世界一だと思ったし、何よりあの環境下で、好きな人のために自分を抑えて動けるっていう、健気さと覚悟。何あれ、思い出しただけでも泣ける。ガブローシュがそんな2人を見て、涙を流しているんだけど、あれにより一層泣かされた。
バルジャンは、コゼットに好きな人が出来てしまったことにとても不安になる。こんな大切な存在を奪われてたまるかーって。世のお父さんがなる例のやつ。これはマリウスに会わなければ!って、志願兵として砦にやってきます。そこで、またもやジャベールと再会。ジャベールは学生たちの動きを探るために、仲間のフリをして潜入するんだけど、バレて、捕えられていた。
そんなジャベールを見たバルジャンは「こいつを俺に任せて欲しい」って、頼んで、殺したフリをしてジャベールを逃がします。「君を憎んでない」「君は職務を全うしただけだ」って。
バルジャンはそこでマリウスを見つけて、ここで生きてる若い命を失いたくないって、思います。彼を家に帰してあげて欲しいと感じるようになります。
一方で、雨で銃弾が使えなくなってしまって、周りに倒れている兵士から奪うことに。一番最初に動いたのがガブローシュ。「小さな犬だってやるときはやるんだ」「蹴飛ばすぞ」って、1人でバリケードを抜けて、兵士たちから弾を集めるんだけど、撃たれてしまう。あの衝撃は凄かった。「え、うそ、うそうそ、うそでしょ、撃たないよね?」ってパニックでした。
あの小さな体で、懸命に生きている姿に本当に泣く。
結局、学生たちは敗れてしまって、マリウスだけがバルジャンに助けられて一命を取り留める。マリウスを助けるためにバルジャンは地下水路を彷徨うんだけど、苦しい。しかも水路出たら、ジャベールいるし、もう終わったと思った…まじかよ、もうちょっと待ってあげてよ、ってなった。でも、ジャベールはバルジャンを撃たなかった。撃てなかった?
多分もう既にジャベールが正義だと思っていたことが、バルジャンと関わっていくうちに変わっていってしまって、自分がどうしたいのか、自分の正義を信じていいのか分からなくて、撃てなかったのかな。彼の正義は「バルジャンは悪」っていうことだと思ってるんだけど、最終的にバルジャンを悪だと思えない自分に限界を感じたんじゃ無いかと。
その後、マリウスはコゼット共に生きることを決めるんだけど、バルジャンは「もう自分はここにはいられない」って、マリウスだけに自分の過去を告げて行方をくらましてしまう。コゼットは「何も言わないで行ってしまうなんて」「パパがわたしを悲しませるはずは無い」って落ち込んでしまう。
そこで登場するのがテナルディエ夫妻。マリウスを助けたのがバルジャンであることと、今バルジャンがどこにいるかを教えてくれる。教えるっていうか、言わされる。
2人がバルジャンのところに向かった時にはもうバルジャンは既に召されようとする寸前で。コゼットに手紙を託す。そこにファンテーヌが現れて、「あなたは娘を愛してくれたわ」「もうそろそろ行きましょう」みたいなことを言って、バルジャンは息を引き取る。そこに司教様も迎えに来てパリで全員が「民衆の歌」を歌う、みたいな最後でした。
最後に司教様が来たのは、ほんとにびっくりしたなー。ここで出したかー!泣く!その後、キャストほぼ総出演!表情がすっきりしていて、表情一つにまで泣かされる!っていう最後でした。
最初から悲惨だし、哀れだし、こんなに不幸なことってあるのかな、って思う。当時の時代背景も影響しているんだとは思うけど、見てるだけで、すっごい苦しい。
でも、3つの構成の中で、それぞれどこかに救い処があって、それがとても特別なことで、温かいことだと感じさせられる。見てると、この人たちに心から幸せになって欲しいって、願ってしまうような映画だった。
1回目は見るシーン全てが衝撃で、泣いてた感じ。2回目は先の展開をある程度知っているから、出てくる登場人物にこの先降りかかる出来事を思って泣いてた感じです。
個人的に気になった劇場の様子は、
1回目見終わった後、他のお客さんだったんだけど、拍手を送っている人がいて。その気持ちはとても分かるよーと、ぐずぐずしながら思っていました。
2回目の時は、もうだいぶお客さんの数も落ち着いていて、席、スクリーンのど真ん中取ってやりましたよ。えぇ。
で、ちょっと離れたところに40代か50代の夫婦が座ってたんですけど、終わった後チラッと見たら、旦那さんの方が結構泣いてて。なんか、こんな薄っぺらい二十歳が泣くより、人生経験して、結婚しているその夫婦を見てたら、涙の重みみたいなのが違うなーと感じました。
(あ、結婚、してると思うよ。中年カップルでは無い…と、思う。)
これをカップルもしくは夫婦で見たら結構幸せになると思う。
うぉー長くなった。書きたいことを勢いのまま書いた結果です。分かりにくい!
疲れたーーーーーー