🔹ジア爺

「ご無沙汰してもうてすまんの〜」

 

🔸天ちゃん

「とうとう殺されたかと街で噂しとりました♬」

 

🔹ジア爺

「、、、、いや、このところ、食中毒対策の指導で日本全国を回っておったんじゃ。コロナ自粛からの回復で飲食店も復活しておるからな。それに伴い食中毒も頻繁に発生しておるから」

 

🔸天ちゃん

「天は夏休みに入りました!なのでジイの日本行脚に同行できるぞ」

 

🔹ジア爺

「できません、、ほい!、それでは早速前回の続きじゃ。まともな次亜塩素酸水の選び方を教えていくの」

 

🔸天ちゃん

「けち!」

 

🔹ジア爺

「仕事に孫を連れいく奴がおるわけないじゃろが!」

 

🔸天ちゃん

「前例はぶち壊すためにあるんじゃ!将来有望な人材を今のうちから英才教育しておくのは重要なことであります!」

 

🔹ジア爺

「もう少し大きくなったらの。はい。では、まともな次亜塩素酸水の選び方じゃ。以前にも伝えたが、次亜塩素酸水は次亜塩素酸という物質の入った水のことじゃ。次亜塩素酸という物質自体は世界共通じゃが、次亜塩素酸水は各メーカーにより製造方法が違ってくるし、出来上がった製品自体も違ってくる。コロナ以降はまともなものの方が少なかったのも確かじゃ。今日は、製造方法の差異を教えていくぞ。以前は次亜塩素酸水を作るのには、「電界法」という方法しかなかったんじゃ。これは、水と希塩酸、もしくは水と塩を電気分解して次亜塩素酸を発生させる製法じゃ。この製法でできる次亜塩素酸水は塩分が多過ぎて効果が一瞬しかなく、ボトルに詰めて一般販売することができんかったんじゃ。塩分が多いと、pH値(アルカリ性、酸性を示す単位)が狂いやすく、pHが狂うと濃度も下がってしまう。そのため、次亜塩素酸水を生成する機械を売っておったんじゃ。機械を買って、その場で作ってドバァーっと使う。歯医者やお寿司屋さんや飲料製造メーカーや中古家電屋などが使っておった。保存する必要がない条件での使用となる。ところが、コロナが発生した頃は、企業が区役所などで、この機械を使って一般の人に次亜塩素酸水を配布した。しかも持参のペットボトルにじゃ。一瞬で効果がなくなるかつ、紫外線にすこぶる弱い次亜塩素酸水を企業の名前をPRするために無償で配ります!とやっておった。塩水をもらって、塩水を噴霧するようなもんじゃ。化学をしっかり知らんとこが偽善のために消毒剤を配布するなど言語道断だし、区役所も止めるべきだが、誰も知らんから、ありがと!いい会社じゃ!となる、、、日本人はお人よしじゃからな。海外なら裁判沙汰じゃ。そしてこの機械をうまく製品に落とし込んだのがパナソニックのジアイーノじゃ。パンソニックは家電メーカーじゃからの、一般の人が買えるデザインにして機械を一般に売り出した。定期的にタブレット(塩)を販売してそこをサブスクモデルのように展開していく機械メーカーならではのやり方。これはある意味正解じゃ。正直濃度はものすごく低濃度じゃが、一般家庭で使用するには十分。在宅介護やっていてニオイがきつい、犬猫を飼っていてニオイが!などなど。しかし、プロの現場では使用はできん。濃度が低すぎるからの。さらに、空間噴霧のみだけじゃから、ボトルに入れて厨房の噴霧は出来ないんじゃ。そういった意味では、液体の次亜塩素酸水を選ぶ必要があるの。コロナ以降、電解法でできた次亜塩素酸水をネットで販売しまくっているところが大量に湧いて出たが、あれはアウトじゃ。先に言ったが、電解法で生成した次亜塩素酸水は塩分が多過ぎて、使用期限が短いし、サビや電化製品を傷める恐れがある。コップに入れて乾燥してみるとよくわかる。水分が蒸発した後、塩の結晶がびっちり残るからの。つまり、電解法で出来た次亜塩素酸水はお勧めせん。その日に使い切る、保存させない、サビも電化製品も関係あらへん!ってとこならOK。そこを覚えておくように」

 

🔸天ちゃん

「ニャルほど!電解法はあんまりじゃな。それはどこみたらわかるんじゃ?」

 

🔹ジア爺

「いい質問じゃ!コロナ直後は製造方法を記載せんとこがほとんどじゃったんじゃ。なんせ本人たちがわかっとらんとこがほとんどじゃったけーの。そこで記載が義務となり現在の製品はほとんど記載されておるが、電解法とは書かなかったりもするから、わからなければ、ここにDMでもいいし、メーカーに問い合わせて、この製品の製造方法を明確に教えてくださいと聞いてください。サイトチェックしても製造方法をわからなくしている場合もある。ま、そんなとこの製品は買うべきじゃないから逆に分かりやすくて良いかもな。ちなみに、ほとんどがOEM製品じゃから、自社の製品の製造方法を知らん可能性も高いし、実際に作ってないから値段のことしかわからんケースもある。中身は同じでパッケージ変えとるだけじゃからな。製造元は作っている会社、販売元は、売っている会社。しかし、製造元は本当の製造元ではなく、こんな製品が作りたいんじゃが、何万本最低でも依頼するけ、OEMでやらせて〜やってとこがほとんど。だから真の製造メーカーには中々辿りつかないケースが多い。電話して製造方法と、製造場所(工場の場所)、OEMかどうか、濃度、消費期限を最低でも聞いて、わからない、電話が繋がらない、担当者がいない、折り返しや返信メールが遅い、内容が合っていないなどが露見したらその製品は選択するべきではないの。」

 

🔸天ちゃん

「ふーん、つまり、天がプロデュースして、「天天ジア」という製品名でどこかのメーカーに作らせるってことか、それでも製造元は株式会社天にできるわけか。」

 

🔹ジア爺

「そうじゃ。コロナ以降の製品はそんな感じで売れるから急ぎでやっちゃえ!って思いもクソもなく出来とるから、電話なんてえーかげんやで。工場も勿論ないしな。特に大阪、九州は多いの、あと北海道もな」

 

🔸天ちゃん

「大人ってええかげんじゃの〜」

 

🔹ジア爺

「そんな大人がいっぱいおるけ、勉強が必要なんじゃよ。次は別の製法を教える!」

 

🔸天ちゃん

「うっす!」