きのうの投稿でフランスの5つの聖母出現地を線でつなぐとM（聖母マリアさまの頭文字）になると書きましたが

この5つの聖母出現の地

①1830年　リュー・ド・バック（不思議のメダイの聖母）

②1846年　ラ・サレット

③1858年　ルルド

④1871年　ポンマン

⑤1876年　ペルヴォワサン

上記の中で、5番目のペルヴォワサンの聖母出現については日本ではほとんど知られていないと思いますので、このご出現について調べたことを少し箇条書きにしてみたいと思います

《ペルヴォワサンの聖母》

1876年2月14日から12月8日にかけて、約15回に渡って、フランスのペルヴォワサン（当時人口1000人ほどの小さな町）においてエステル・ファゲットというカトリック信者の女性に聖母マリアが出現し、数々のメッセージを与えられる

（エステル・ファゲット）

エステル・ファゲットは当時32歳で肺結核を患っており、余命はいくばくもなかった

1876年2月14日、病者の秘跡を受けたエステルが静かに死を待っていた時、聖母マリアが現れ、

イエスの5つの御傷にならってあと5日苦しんだ後、死ぬか病気が完治するかどちらかになるだろう、そしてもし病気が完治するなら、聖母の栄光を世に知らせる使命が与えられるだろう、と告げられる

最初の出現から4日目、聖母は再びエステルに現れ、エステルがその週の土曜日に完治すると告げられる

そしてその言葉の通り、土曜日にご聖体拝領をした時にエステルの結核は癒された

その後、12月8日までにエステルは最初の出現も含めて計15回の聖母出現を受け、11月11日にはスカプラリオを身に着けた聖母から、同じスカプラリオを作るようにと指示を受け、次のように言われる

「私を信頼し、人々がこのスカプラリオを身に着けることを心待ちにしています。

私はその人々に多くの恵みを与えます。

この恵みは御子からの恵みです。

私は御子のみ心からこの恵みを与えるのです。

御子は私を拒否することはありません」

このスカプラリオは「み心のスカプラリオ」と呼ばれている

ご出現の後、エステルは1929年まで生き、8月23日に87歳の誕生日（9月12日）を目前にして天に召された

ペルヴォワサンの出現はカトリック教会から正式に認められていないが、信者が自由意志で巡礼に訪れることは承認されている

エステルの列福調査は2020年から始まっている

・・・・ここに書いたことは、本当にご出現の概要の概要に過ぎません（本当はもっとたくさんの重要なメッセージとかこのご出現におけるエステルの使命と苦しみとかがあるのですが）

もしこのご出現に興味のある方がいらっしゃいましたらパソコンで「ペルヴォワサン」で検索すると、このご出現に関するサイトなどが出てきますので、調べてみてください💦

ペルヴォワサンの聖母出現（1876年）