聖母は偽りの信心を持つ人を嘆かれます | カトリックの神秘

カトリックの神秘

リブログはご自由に☆

 

 

 

(聖ビルジッタの「預言と啓示の書」第4巻/「天国と地獄と煉獄、教皇の書」第27章)

 

 

聖母は娘(聖ビルジッタ)に偽りの信心を持つ人について嘆かれる

聖母はそれを、武器を持たずに体当たりで戦う兵士に例えられる

 


(第27章)


御母が語られます。
 「あの人は私を愛していると言いながら、私に仕えているときには私に背を向けています。

私が話しかけると、その人はこう答えるのです。
『何を言っているんですか』

そう言いながら 私から目をそらし、自分が好きなものに目を向けます。
その人はおかしな武装をしています。
まるで肉弾戦の兵士のように、兜を脱いで頭の後ろにやり、手に持つべき盾を肩に担いでいます。

剣は捨ててしまったので、鞘の中は空っぽです

その人の胸と身体を守るはずのマントは馬の鞍の下に敷かれ、その鞍は馬にきちんと装備されていません

それが、神の御目から見たこの人の霊的な武装の在り方です

従って、その人は敵と味方の区別もつかず、敵を倒す方法も知りません

その人の戦いの精神はこのようなものです

『自分は隊の最後尾の兵士に混じっていよう

先頭にいる兵士が負けた場合に備えて、森の茂み(隠れ場)を視界に入れておこう

でも、もし先頭の兵士が勝ったらすぐに最前線に駆け上がって、先頭で戦った兵士の中に数えられるようにしよう』

このように、この戦いを放棄した人は、自分の知恵に従って行動します

それは自分のためであって、神への愛のためではありません」

 

 

 

 

 

 


 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ カトリックへ
にほんブログ村