『もう1回でいいから直接話したい。』
麻緒に、メールを打った。
とにかく話さなきゃいけない、そんな衝動に駆られた。
--翌朝
「おはよう、麻緒」
「結愛、おはよ..」
ちゃんと今日は、伝えるんだ。
「あのね。このあいだの話のことで..
やっぱり、理由が聞きたいんだ。」
おずおず聞くと、麻緒は話し始めた。
「..私さ、必要ないの。
私がレギュラーで、皆に迷惑がかかってる..」
「そんな訳ないよ、麻緒!」
何言ってるの..?
迷惑だなんて、思ったことないのに。
「あるよ。実際、さ。私より上手い1年生いるじゃん!」
「...。」
「そんな子見てると、自分が惨めに思えてくる。
何で私なんかがここにいるんだろうなって..」
自嘲するような表情を浮かべる。
麻緒..。
前みたいに止まっていられない。
今度こそは伝えなきゃっ...!
「だとしても..私は麻緒にいてほしいよ!」
「結愛は必要としてくれてもね、
チームからは必要とされないんだよ..」
「違うよ、そんなこ「結愛には、分からないよ。」
「そんな、分かるよ..」
麻緒が泣いていた。私も泣いていた。
「良いんだよ。結愛は分かんなくて。
...ありがとう」
そう言い残して、麻緒は
自分のクラスに帰っていってしまった。
--私は、1人になった。