MESSAGE -LOVE- -16ページ目

MESSAGE -LOVE-

恋をしてる君、貴方に贈る、メッセージ。
切なく、甘い、ポエム集..!

..一週間後


下駄箱で私は見てしまった。
あの翔が
涙を流しているところを。

「かける..?」

「白河か」

何故か、胸がぎゅぅっと苦しくなる。

「どうしたの?」


「何でもねぇ」

「良くない!良くないよ..」

翔は大きなため息をついて、
重そうに口を開いた。


「..直樹が、退部したんだ」


バスケ大好きの、あの、直樹君が?



「なんで、直樹君が..?」


私が聞くと、翔は唇を強く噛み締めた。

「もっと良い部活だと思ってた、って..」

翔...

「お前からメール来たときには、もう、退部したいって

 言われてたんだよ。で、今日退部。」

そうだったんだ、辛いよね
部員が減るなんて。

こんなとき、なんて声かけたら良いんだろう
無言で時は過ぎる。

「じゃあ俺、帰るから」

「あ、うん..。」

雨の中、傘を差さずに帰る翔の背中を、

見えなくなるまで見つめた。