外壁(オメガ)の日常的な手入れの仕方
家を持って始めて分かることに、セルフメンテナンスの大事さがあります。
ハウスメーカーから引渡され、自分と家族だけのための特別な場所となった当初は
誰しも、あちこちに目が行き届き、汚れていれば拭き取ったり、洗ったりして
いつもキレイでありたいと願います。しかし、それをすることにかなりの労力がいること
にも気づき愕然とすることもあります。しかし、セルフメンテナンスをやるのとやらないのとでは
格段の差が出てきてしまいます。その一例として外壁についてのお話です。
先日、2年点検で訪問させていただいたお宅でのことです。
床下の点検・小屋裏の点検のあと外壁の点検をしていました。
基礎モルタルの具合を確認したり、一連の点検事項を確認していたところ、
いつもとは違う感覚がありどこが違うのかと考えてみました。
すると、外壁がとてもキレイであることに気がつきました。
そこで、ご主人に伺ったところ新築の頃から、年に数回水を掛けて洗っていたとの事で
それだけでかなり効果がある分かりました。
2年間放置している場合、特に窓廻りは洗浄しても汚れの筋が残ってしまったりして
日頃の手入れが重要なのですね。
外壁の日常的な手入れをすることで、いつまでも新築当初のような美しさが
確保できるのですから、やっていただく価値はあります。
一方、経年による汚れがもたらす沈着を、熟成感・風合い・味わいとして
家と共に生きていく事と感じられれば楽しいかもしれません。
価値観は人それぞれですから、皆さんが良いと思う方法を選択してみてください。
よくも悪くも、手を掛ければ掛けただけの効果があります。
皆様の家に対する感情が、その家の雰囲気を反映させるのです。