当局のホームロケーションは、ノイズに囲まれているため、折角QRP局からコール頂いても、失礼ながら応答できない場合も多い。
 
5Wフルサイズ八木でQRVするスーパーQRP局もいるが、殆どは微弱シグナルのQRP局を呼ぶ気力もない。
 
PIXIE
キット袋
基板
ところで最近は1000円未満のQRPキットが、AITENDOなどから販売されて財布に優しいので興味を引いた。
 
e-bayでも「Pixie Kit」などと称して1000円前後で売られているようだ。
 
何れも回路はほとんど一緒だが、基板パターンは数種類あるようで、友人はANTENDO製を組立てたようだ。
 
最近はAmazonでも売り出されていが、なんと390円で売っていたので、思わずポチっとした次第です。(現在は最安値でも500円以上)
 
約1週間かかて配達されたが案の定、中国本土から直送されてきた。
散々コピーを繰り返したと思われる歪んだ部品表、部品配置、回路図が同封されていた。現品と見比べると部品配置が異なっていることに・・・HiHi。
 
開封してみると、基板の作りはAITENDOの「K-CW7023-B」より、かなり大雑把と言わざるを得ないが、両面スルーホールでハンダ面はベタアースになっている点は立派と云えそうだ。
 
但しレジスト処理されているものの、スルーホール穴のランドとベタアースなどのクリアランスが少ない点が気になった。
 
抵抗
コイル
回路図を見るとマッチング回路のコイルまでが、左図のように如何にもQの低そうな固定インダクタだった。インダクタンス値も0.89μH(@100KHz)だったので、自作することにした。
 
右図はアミドンのフェライトコア「T-25-6」に0.3mmPEW線を20ターン(測定値は1.02μH)して、アロンアルファ・ゼリー状で固定した。
 
セラコン
チョット気になったのでパイマッチの使われている430pFも措定してみると、370pFと385pF(@100KHz)しかなく周波数が上がれば更にキャパシティは低下するだろう。
他のコンデンサ類も測定したが、回路定数を上回る結果は皆無だった。
 
少なくともマッチング回路の定数ぐらいは、定数に近づけることにした。
 
何れにしても回路から、受信部分はダイオード検波だけで、殆んど期待できないだろう。
 
安物買いの銭失いと云われそうだが、友人のANTENDO製はこの様なことは無かったと聞いた。
 
次回は取り合えずキットを組立てます。
 
 
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