この度、古文書、落語、ジャズを愛する文科系DX'er、JA1NOJ/庄司OMのシャックを訪問しました。/div>
 
イメージ 2
川崎市中原区にあるホームは、市内の幹線である南武沿線道路から約50m入った閑静な住宅街の角地にありました。
 
JA1NOJ局は、開局50年の節目にクリエートのKT15Rというタワーを建てたのです。
 
KT15Rは底部の一辺が90cmというシッカリした自立タワーで、おなじみのJH1AQG局も30年間無事故で運用されています。
 
イメージ 1
 
地上高約20mに7MHzの2エレを設置し、その下に14、21、28MHzトライバンドの4エレです。
マストの最上端にはV/UHF用のGPが上がっているので、当局(南蒲田=約10Km)とも、430MHzではフルスケールでつながります。
 
3.5MHzは超ロングワイヤにATUをつなぎ、10MHz用ダイポール、その他、7MHzピラミッド・ループなどを自作されていました。
 
イメージ 3
先日、V/UHFの電波が飛ばなくなってローカルが心配したのだが、結果として写真のように10D-FBが、ローテーターの可動部分で断線していたとのことでした。
拝見したら完全に芯線が破断してブラブラ状態でした。
 
一時は、道の駅、ミドル、プチなどの国内アワードの対象局を追っかけていました。7MHz2エレでQRVするようになってから、「国内に敵なし」という感じがします。
 
現在は、DXがメインなようで、DXCC 254entitys 872slots(worked)まで到達したようです。
流石、ビームアンテナはスゴイ! 特に7MHz2エレは多くのDX'erを尻目に、お先にゲットする様子を度々見せ付けられています。
 
多彩な庄司さんは、昔からのジャズファンで、FMでのQSO中もバックにジャズが流れていますが、現在はドラムのエルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)にハマっているようでした。
 
その他、落語は度々寄席に通い詰めるほどの通人で、特筆すべきは古文書研究会にも参加されていて、自ら「武蔵野国橘樹郡 住人」と称しています。
 
更にボランティア活動として、小中学校で理科実験の指導にも携わっているようです。
 
イメージ 4
 
JA1NOJ局のシャックを拝見すると、中央にTS-950SDXがあって、FT-1011をサブ機として使っていました。
 
HFでは3.5MHz以上のCW、SSB共に大変アクティブで、50MHzAMはパナスカイ6が現役で稼働しています。
但し、クリスタルの入手には苦労しているようで、FT-243のケースにHC-18Uを入れたりしていました。
 
イメージ 5
JA1NOJ局は、CW-QSOもアクティブですが、キーパドルはGHD製で、下に敷いてある滑り止めのマットが、何より百戦錬磨を物語っています。
 
純文科系である庄司さんの原点は、やはり自作で、今でも主要なパーツは揃っていて何時でも使えるようになっていました。
 
開局当時のリグ、その後の変遷は大切に保管なさっていましたが、原点となる6146の送信機がひときわ印象的でした。
 
イメージ 6
 
最初はHFとして作った送信機で、その後50MHzに改造なさったようですが、当時は多くの局が自作していましたね。
 
JA1NOJ/庄司OMのシャックを拝見し、改めて会話して、「温故知新」こそフィットするアマチュア無線局だと感じた次第です。
 
 
 
フォロー4649