DX'er-OM各位が、待ちに待ったVK0EK(Heard Island)が、昨日(JST)からQRV始めたようです。
7MHzでも夜半ごろからJA各局が、早々にCFM出来ている(アンカバでなければ・・・)ようですね。

夜明け前から聞いていると、当局では今のところ、ほとんどノー感状態・・・QSBのピークでわずかにノイズを上回る程度で、コールバックなど取れそうにもありません。

VK0EKが出ている7015KHzのオンフレで、他のペディション同様に相変わらずビートをかけたり、妨害が繰り返されていた。
そのほとんどが近隣周辺国からなのだが・・・。

午前7時ごろ強烈な「VVV」が飛び込んできて、引き続きJO7の局が「CQホレ」を出し始めた。
見かねた各局が、欧文和文を取り混ぜてJO7局に猛抗議するが、癖のある上手なキーイングで「CQホレ」を繰り返す。

これが局名詐称だとすれば悪質な悪戯だろうし、もしご本人なら逆な意味で堂々としている・・・ともいえそうだが。

7MHzのDXペディションでは、良くあることだが日本人の勝手に決めた「暗黙の和文エリア」のルールなど、ペディション局には関係ない訳だ。
これはペディションに限らず、コンテストの時でもCWバンドいっぱいに「CQ TEST」が広がっていることも珍しくない。

アマチュア無線局が、本来守るべきは電波法に定められた操作範囲と無線局運用規則などで定められた運用方法のはずだが。
暗黙の和文エリアは、お互いに円滑に楽しむマナーのはずであり、金科玉条のごとく振る舞うのは、如何なものだろう。

また普段でも、自分たちだけで決めたルールなのに、7000~7015KHzの間で、「CQホレ」を打つ局も時々見かけます。
7010KHzより下で、普通のCQを出しているので呼ぶと、突然「ホレ」を打って和文を打つ局もいます。当局は和文ができないので「NOホレ」「NOホレ」を打つと、即座に73という局もいました。

無論、和文を愛好している多くのOMさんが、このように馬鹿げた行為をすることはないでしょうが、CW-QSOは各人各様のスタイルで楽しんでいる訳です。

当局などの新参者がとやかく申し上げるまでもないが、OMさん達の中には、通信兵、船舶通信、電々関係ご出身の和文を愛好する人が多いためか、そういう方々の権威を借りて旗を振って、都合のよいルールを作っているようにも思えます。

そうした点で、入門バンドであるはずの7MHzCWは、まさに「和文愛好家の天国」なのかも知れません。

苦労なさって習得した和文モールスがお得意なのは、充分に解りましたので、自分のルールだけをゴリ押しせずに、それぞれの好みも尊重して頂きたいものです。

以前、台湾の局とQSOした時に、QSO中に「ホレ?」と打たれて、当局は「SRI NO ホレ」・・・というやり取りがあった。おそらくこの方は日本軍人だったのだろうが、この時は日本人として和文を身に着けたいと思った。

しかし7MHzの和文天国を聴いていると、当局などCWニューカマーは、正直に言って「和文CW」を覚えようとする気力がなえてしまいます。