複数のリグ、ローテーター、アクセサリー類、音声回路などを一元的に操作する主電源制御を考えたが、周囲から「何のために?」と言う疑問が聞かれた。
確かにそれぞれの電源スイッチを開閉すれば良いことなのだが、当局の場合、時々消し忘れたり、入れ忘れていることもある。

今回は、手元にあった秋月電子の「USB-IO2.0」というPICとUSBの基板を使って、投入、遮断のシーケンスをパソコン画面で操作することを考えました。

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構想段階での系統図だが、制御系ではUSB-IO2.0のパラレル出力をフォトカプラまたはフォトトライアックでレベル変換を行い、SSRの制御を行う。

またパソコンが起動していないときの対応で、手動スイッチも設けておく。パソコンのプログラムは、簡単でバグの出にくいビジュアル・ベーシック(VB)で組むことにした。

画面上でのシーケンスの変更、Windowsとも相性が良く再現性や改良も簡単に可能な点がVBを選んだ理由です。

交流系のSSRとしてはオムロンG3N-240Bを使う。これはかなり前に生産完了になっているようで、ゼロクロスとしてG3NA-240Bが現行品のようだ。

直流系のSSRは手元にないので、30A/100Vのパナ電工のAQAD551DLを使う。ピーク負荷電流は90A。

今回は、要となるCMF(コモンモードフィルタ)を本格的に作ることにした。
フェアライト製FT-240-43に、1.6mm(許容電流27A)1PEWをキャンセル巻きにして、各20ターン程度を考える。

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実際の作業では、トランスなどで使われる絶縁型のリノテープを巻いて固定し、端末処理は圧着端子を使う予定です。

これでリグの裏側にゴロゴロしていたCMFがスッキリするだろう。
・・・だと良いのだが?

まずは材料集めとVBのプログラミングかな?