リグセレクタに使う基板は、以前に作ったデジタル・インターフェース基板とイータのの電源ユニットERS-04A(±15V、+5V)が既製品で、その他はユニバーサル基板で作ります。

シャックの整理を再開で書いた回路を発振器を中心としたアナログ回路とエレキー、キーイング、PTTなどのデジタル回路に分けて、それぞれ別基板に組むことにした。

それからパネルに直接固定できないパーツを、カットした基板にマウントします。パネル加工の寸法を確定するために、この基板を先に作りました。

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ついでに急ぐことはなかったが、シーメンスキーを使った、スタンバイ・ボックスも作ってしまった。

ちなみにスタンバイボックスは、PHONEの時だけ使う訳だが、シーメンスキーで片側は「ハネ」モーメンタリで、反対側は「切り」オルタネートにした。また使えるかどうかを2色LEDの緑で表示し、送信中は同じLEDの赤が点灯するようにした。

さて肝心な基板の回路だが、ウィーンブリッジ回路とFETのアナログスイッチ回路、RXの受信音とキーイングしたトーンをミックスしてPCに送るミキシング回路で構成している。

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基板配線用の回路図なので、パネル取付部品や他の基板へはすべて端子にしてある。

まずウィーンブリッジは前回の回路と定数を見直し、2連ボリュームを10KΩから50KΩにして、正弦波の発振領域を400Hz~2KHz程度に広げた。

アナログスイッチの2SK30(※なくなってしまったようで2SK246に変更)は、以前の計画ではキーイング信号をゲートに伝えるたの5V→±15Vのレベルシフトに苦労したが、当然の帰結だがフォトカプラが楽なことが解った。

ミキサー部分はオペアンプのシンプルな回路で、取分け説明も不要だろうが、入力インピーダンスを少し高めにすることで、古いリグからの検波出力も扱いやすいようにした。

今回は手持ちのLM358を使ったが、オフセット付近での安定度などを考えると、改良型のオペアンプを使うべきだったか?

まあ大袈裟なHi-Fiを楽しむわけではないので、丁度良いのかもしれない。何れにしても、これからしばらくはジャノメ基板との格闘が続くことだろう。