先週の土曜日(10/24)に購入したFT-991ですが、翌朝からマニュアル片手にファンクション機能を調べていた。
 
bhiのようにフィルタ細部の調整が出来ないのでかなり効き方が違うのだが、APF(オーティオ・ピーク・フィルタ)は、思ったより良い感じです。
 
イメージ 1
 
V/UHFは、GP-93(3Band Collinear-GP)からの10DFBをつなぎ、HFは、730V-1(V-Type Dipole)からの5DFBをつないだ。今のところワークバンドと50MHzはアンテナがないので、ホッタラカシ状態です。
 
今まで、IC-7200Mでは手動のチューナ(FC-707)を付けて、バンドを移動するたびに、バンドを切換え、LOAD、TUNEを調整しなければならなかった。
 
しかも、IC-7200の毎度送信出力を絞る手間も煩わしかった。
 
それでも、HFのレギュラーバンドは何処でもSWR=1.1近傍で使っていた。
 
FT-991はアンテナチューナが内蔵しているので、パワーダウン、チューニングがワンタッチで大変便利なのだ。
 

 
ところが使用開始して3日目の朝、14.026でスッカリおなじみになったV73D(Marshall Is.)が暇そうにCQを出していたので、1KHzUPで呼ぶと、一発でコールバック。
 
早速、TU5NNを送信中にSWRメータを見ると真っ赤なバーグラフの表示になっている。
 
QSO後に14.050付近で、チューニングボタンを押したところ、SWR=1.2で少し高いが問題なし。
 
再び14.035付近に戻って、DL局を呼ぼうとチューニングを行うとSWR=∞になっていた。
 
それならばと内蔵チューナ―を切って送信するとSWR=1.2になる。
 
慣れないファンクション操作を間違えたのかな?・・・と言うことで、しばらくマニュアルを見ながら確かめたのだが、特別に問題になりそうな点は見当たらない。
 

 
仕方がなく、ヤエスの東京サービスセンターに電話をしたところ、FT-991担当の方が、電話口で親切に対応して下さいました。
 
担当者にもよると思うが、何処かのメーカーのときとはエライ違いだ。
 
一通りやり取りの後、改善がなかったのでファームウェアを再起動することになった。「FAST」、「LOCK」のスイッチを押したままで、電源を投入する。これで折角の設定も全部パーになった。
 
14.030MHz近傍でチューニングを行うと相変わらず「∞」まで振りきれる。14.080近傍では「1.1」。14.080のチューニングで、周波数を5KHzごとに下げていくと、14.010近傍で「1.4」まで徐々にSWRは上がるが問題はなし。
 
回り込み(インターフェア)の可能性もあるかと言われたが、内蔵オートチューナの動作は、確か5W前後だったかな? これで回り込むようじゃ問題外だろう。
 
電話越しの指示だったが、さすがにプロ・エンジニアの追いつめ方の技を見る思いがした。
 

 
たまたま「ヤエス東京サービスセンター」は当局から徒歩でも15分程度で行ける距離だったので、持っていくことにしました。
 
FT-991の担当の方は、受付カウンターで終端型電力計を使って簡単なテストを行った。結局入院が必要なようで、8日間のお別れとなってしました。
 
購入後3日目、運転開始後丸2日という最速、最短で入院とは誠に悲しいです。しかしIC-7200Mのときも修理して頂いたおかげで、受信感度が改善して残留ノイズも減って戻ってきたので、早い時期にサービス部門で見て頂く事は、良かったのかも知れないと思った。
 
ところでこの処、風が強かったので、アンテナが不調になったのかな?・・と思って、IC-7200で試してみたが、全バンドSWR=1.2未満に治まっている。無論、14MHzの何処でも問題は見られない。
  1. HFのアンテナはIC-7100+FT-707で問題なく動作している。
  2. 14MHz帯以外は、HF全バンドで内蔵チューナは正常に作動している。
  3. 14MHz帯も14.040以上では正常に作動する。
  4. 内蔵オートアンテナチューナを切ると正常に作動している。
  5. ファームウェアはリセットしても状況は変わらない。
さて結果は1週間後に出ると思いますが、みなさんの推理を聞かせてください。
 

 
IC-7200の故障はCW入力に入っているスイッチングの「ベース抵抗が断線した」とか言っていたが、原因は不明だとか???
 
ICOM曰く「多分、インターフェアの影響か?」などと言っていたが、おそらく基板の半田不良かなにかではなかったのか?
 
しかしメーカーは、製造ミス、検査ミスを認めないのだろう。まあ「初期不良」は「初期点検」と思えば腹も立たない。
 
 
 
 
フォロー4649