最近は様々なプログラムやデータ、画像などが無料(フリー)でダウンロードが出来るので、大変に重宝している。

例え簡単なプログラムやデータなどでも、Web上で公開、配布できるまでには相応のご苦労があった事だろう。(中には平気で他人の苦労をパクる輩もいるようだが・・)
本来、無料(フリー)で公開することは「如何なものか?」と思う節もあるのだが、特に長時間の期間を必要とするプログラム開発などでは、ご苦労が偲ばれる。

幸いマーケットの限定されたアマチュア無線の世界では、まさにボランティアで優秀なプログラムが世に出て万雷の賞賛を浴びているが、どれをダウンロードしても出処(コールサイン)が明らかだから安全そのものだ・・・と云える。

ところが広く一般を対象としたフリーの公開は、多少趣きを異にする。その多くが広告を載せて、広告収入を得ようとすることだ。

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ここ数年間は、バナー広告が大いに持て囃されて、自分のサイトに広告を大量に貼り付けている管理者も多く見かける。このとき問題なのは、紛らわしい広告を記事の合間に忍ばせて、広告収入を得ようと云う魂胆だ。

例えば、ダウンロードするサイトの中心に「ダウンロード」と書いてあれば、クリックしてしまう可能性があるからだ。
薄く小さな字で、本の申し訳け程度に「スポンサーリンク」などと書いてあってもほとんど見分けがつかない。
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しかも単なるスポンサーサイトへのリンクならまだしもだが、中には「ホームページの改ざん事件」でも書いたが、PC内に侵入して改ざんする悪質なものまであるのだ。

右の画像はいずれも、本来ダウンロードする場所ではなく、ダウンロードとは関係のないプログラムをダウンロードさせられたり、リンクを貼られたりする仕組みになっているようだ。

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無論、大手の運営サイトやメーカーサイトで行われることはないだろうし、右画像の中身を精査した訳ではないので、ホームページの改ざん事件」と同様ではないかもしれないが、取りあえず注意に越したことはないだろう。

画像のバナーは、フリーフォントをウタイものにするダウンロード・サイトから画像だけを切りぬいたが、心血を注いで作り上げた元々の制作者の方が、もし詐欺に加担していることを知ったら、どう思うだろうか?

最近頂いたOMさんからのコメントで、その友人の方が「いんちきウィルス駆除ソフト」詐欺に遭うやら、当局と同じように「起動プログラムに侵入」されたりあったようです。

当局のような危機管理意識の希薄な日本人にとって、表の世界は恐いですね。