頻繁に使う命令でも書いたが、HamrogのQSLカード印刷定義で、#Printはもっとも頻繁に使われる命令だろう。
早い話が余計なことを考えなければ、この#Printに少し足すだけで定義は作れてしまう。

#Printを使う前に、最低一度はフォントに関する指定をしなければならない。但しこの#Font・・・指定も、変更がなければ、継承するで、いちいち書く必要もない。

#FontName="[文字の名称]" ; フォントネーム(PC参照)
#FontColor=0x[16進表記] ; フォントカラー(16進数)
#FontSize=[大きさの数] ; フォントサイズ(ポイント数)
#FontStyle=[スタイルの数] ; フォントスタイル(文字飾り)

詳細は、頻繁に使う命令を参照ください。途中で、文字の大きさを変えたかったら #FontSize=[大きさの数]だけ書けば、他は前と同じ指定のままだ。

前項の罫線の命令(まとめ)に詳しく記載したと同じように、文字色の指定#FontColor=0x[16進表記]も同様である。
細かい表記は、以下URLなどをご参考に・・・。
http://www.colordic.org/

印字の命令は、#Printが基本だが、他に折り返して複数行を一つの命令で処理する方法、斜めに傾ける印字、さらに均等割付(一定幅の中に文字を均等間隔で印字)など、優れた印字命令がある。

; 一般的な印字
#Print [横方向の開始位置][縦方向の開始位置], "[印刷する文字]"
; 折返し複数行印字
#PrintA [横方向の開始位置][縦方向の開始位置], [行間の幅], "[印刷する文字]"
斜めに傾ける印字
#PrintL [横方向の開始位置][縦方向の開始位置], [傾き角度], "[印刷する文字]
均等割付
#PrintK [横方向の開始位置][縦方向の開始位置][全体の幅], "[印刷する文字]"

[横方向の開始位置]は、文字の左端[1]=0.1mm単位で指定する。
[縦方向の開始位置]は、文字の上端[1]=0.1mm単位で指定する。
[印刷する文字]は、普通の固定文字以外に、各項目を参照する項目変数、その他ほとんどの変数が使える。
[行間の幅]は、#PrintAで折返したときに行と行の間隔を[1]=0.1mm単位で指定するようだが、当局は今のところ使ってないので詳細不明
[傾き角度]は、#PrintLで文字の傾きを[0][360]度の数字で指定する。コールサインを斜め割り付けも良いが、横方向の用紙に[90]度傾けて書くこともできる。
[全体の幅]は、#PrintKで文字を均等に割り付ける全体の幅で[1]=0.1mm単位で指定する。当局の使い方がまずいのか、今のところ非プロポーショナルなMS ゴシック」などの、しかも全角文字だけで使えている。

これも当局は慣れていないせいか、#Print#PrintL程度で、必要に迫られて#PrintKを使う程度です。


ここまで#Line#Printを整理したところで、次はJARL転送枠を記述します。