今回、ゆっくりとTurbo Hamlogを見つめ直して、この作者であるJG1MOU/浜田OMのたゆまぬ前進力と、取り組む姿勢に改めて敬服した次第です。
使用者からの声を数多く盛り込み、多様な使われ方に柔軟に対応できるソフトウェアであることに心底から感動した。

加えて様々なアプリケーションも作られ、国内アワードへのデータ提供も多くのOMさん達から行われているようだ。
基本的なTurbo Hamlogだけでも、すべてを理解するることなど到底できないが、今回は以下の通り、大きく2つの作業を考えている。

1.データを取り出しやすいように整理する。
2.QSL定義に拡張性を持たせて整理する。

データベースであるハムログは、限られたファイル・サイズの中にデータが詰め込まれている。そこで、最小限のフィールド数(1行の項目数)でデータ処理をしているのだが、基本データ以外にユーザーが自由に使えるのが、Remarks覧ということになるだろう。

Remarks覧には、使用者ごとに相手局のRigや移動先の詳細など様々な情報が記録していると思われるが、書きっぱなして置いておくとQSOの話題に使う程度だ。
最近はデータ検索、データ置換機能も強化され、フィールド数(項目数)も追加されているので、これを活用しない手はないと思った。

Remarks内を整理することで、データの整理、使う言葉の統一、色々な条件による検索、集計に役立つだけでなく、万が一またフィールド数(項目数)が増えて、Remarksの一部を新しい項目に移すにも便利になります。更にQSL定義文を使って、カードに記載することも便利だ。

ハムログは自由度が高いので、使う人によって様々な利用があるでしょう。Remaarks欄は、色々書込むことができるように収納量を増やしておいた方が、途中で文字が記録できない・・・というトラブルも減りますヨ。

ハムログの「オプション」⇒「環境設定」で子画面を開き、「プルダウン」タブを押すたのが下の画像です。

イメージ 1

赤枠のようにRemarksの初期値は「54」になています。これはRemarks1とRemarks2に、最大で半角54字がそれぞれ記録可能だ・・・ということですね。日本語や特殊な記号などは全角文字だから、半分の27文字分となる。

パソコンの記憶できる容量にもよるが、当局は安全を見て「512」にして見ました。
但し、パソコン自体のスピードが遅い場合は、むやみに多くすると時間がかかりイライラするので、要注意!

追記:設定の最大値は「254」の間違いでした。「254」以上に設定すると、初期値の「54」に戻ってしまうので申し訳ありません。

ここで「入力可能な桁数の変更」の押すと、孫画面が現れる。このフィールド(項目)に関する操作は、マスターデータを変更するので、必ず事前にバックアップしておきます。忘れたら悲劇が待っています。

イメージ 2

そして赤枠のRemarksの数を、お好みに変えて「変換開始」を押せば、一回り大きなポケットになります。
増やす時は良いのだが、「帰りは恐い」で減らす時は、データの一部が消えてしまうことがあるので、くれぐれもご注意が肝要です。

これでRemarks1とRemarks2のそれぞれに、半角254文字または全角では127文字まで収納可能な、大きなポケットができました。

最近では、パソコンのスピードも速くなり、記憶ディスクも大きくなったので、この程度は許されるかな???

次回は、既存データの仕訳けと、当局のRemarks整理法を紹介します。


2015/07/11追記
Remarksの最大文字数は半角で254字(254桁)でした。お詫びして訂正します。
すでに最大文字数を増やしていてる方が、254文字以上を指定すると初期値の54文字に戻ってしまい、そのまま実行するとデータの末尾が消えてしまうので、254以上の設定はしないで下さい。