前回のストレート・キーに続いて、CW師匠から、改めて「スクイーズ機能」の使い方を教えてい頂きました。ヴァイブロフレックスでは「アイアンビック」(iambic=I am Bic)と呼ばれていますが、長点(DASH)と短点(DOT)を同時に押すと、長短点が交互に出る仕組みです。
 
イメージ 1
 
このスクイーズ・キーヤーでは、両方を同時に押しても短点1個分のスペースが入るため、パドルを押すタイミングが多少ずれても、正確な符号を送り出すことができるだけでなく、キーイング・スピードを上げた時に符号ごとに毎回パドルを押さなくても良い機能があります。
 

 
下図は、当局のような「初心者のキーイング」です。下がDOTを押すタイミング(青)で、上がDASHを押す(緑)と思ってください。結果のキーイング出力は赤線のようになります。R→K→C→Qの順で打っています。
 
イメージ 3
 
例えば最初の「R」でDOTを押した後にDASHを押しますが、タイミング的にはDOTを押した後であれば直後でも1DOT分のスペースが入ります。しかしDASHを押すタイミングが1DOT以上遅くなると、RではなくENと聞こえてしまいます。
 
こうした符号の乱れを防止するために、キーヤーを使う場合は次の符号を早めに打つのが原則ですね。
 
しかしこうしたキーイングは、一定のスピード(20words位)が限界で、指先がもつれて、まともな符号が打ちづらくなります。そこで「アイアンビック」(I am Bic)と言われる打ち方が必要になってくるようです。
 

 
下図が、アイアンビック=スクイーズの打ち方です。上の図と見比べると一目瞭然ですが、パドルを押すタイミングを間違えなければ、操作回数は大幅に減ります。
 
イメージ 2
 
先ほどと同じ「R」で説明するとまずDOTを押した直後にDASHを一瞬押します。押したままのDOTは、真ん中の長点符号が出た後に離せば見事な「R」符号になります。上図との大きな違いは、DOTを押したままでDASHを押すところです。
 
逆に、DASHを先に押して、一瞬DOTを押すと「K」になります。次の比較的複雑な「C」、「Q」も2アクションで打てます。
 
乱れやすい(当局だけか?)「F」「L」は、DOTを押している一瞬DASHを押せば良く、電信符号の「AR」などはもっと簡単です。
 
いずれもパドルを押すタイミングを体に覚えさせることですが、一気に30words位まで進むようです。
 
別段、超ハイスピードで打たなくても、キー操作が楽になることで、考えるゆとりも生まれてきそうです。これは何としても身に付けなければ・・・。
 

 
CW談義に花咲いた、CWお師匠さん、JH1TJMさんと当局で、7MHzをワッチしてみると普段のノイズがウソのように、信号が良く聞こえています。
 
ノイズ源が無くなったか?・・・連休で電源が入っていないのか?・・・これなら、と言うことでCQを出してみると、一発目でTJMさんと共通の知り合いの JR2ODS/KOBAさんが応答してくれました。しかもQRP=5W運用の上に、屋根裏DPアンテナで579です。
 
詳しくは、JR2ODSさんのブログをご覧ください。
 
 
と云う訳で、最後まで盛り上がったアイボールでした。
 
 
 
 
 
 
 

フォロー4649