ようやく穏やかな季節を迎えて、昨年来積み残してあった屋外作業に、取掛ろうかと、重い重い腰を上げることにしました。

去年の秋以来の課題は以下の通りです。

<ルーフタワーをあらためて接地>
受信ノイズ軽減とアンテナの効率を改善するために、ベランダに置いただけで、電気的には浮遊状態のルーフタワー自体を接地してみる。どうもエレメントの一部として作用している可能性が有りそうなのだ。
昨年末にシャックのある窓の下にアース棒(60~45cm)を12本打ち込んで、リグのアースを取ったところ、少しだけノイズが落ちました。

<マストクランプの交換>
JR1SKBさんから頂いたローテータのマスト締付ダイキャスト部分にヒビが入っていたが、使用して半年間で状況は悪化したようなので、風が吹くたびにマストが回って有らぬ方向を向いてしまう。
今はすでに作られていないG-1300というタイプだが、ヤエスのサービスに聞いたところ、G-800という現行機種に使う「GC-038B」というマストクランプがそのまま使えるとのことである。

<V-DPの方向再調整と給電点を上げる>
マストクランプの締りと723V-1のUボルトの締付が甘かったようなので、Vダイポールは風などで勝手に回って、ローテータ―の指示は±40度前後動いてしまう。これをシッカリ固定するときに、現在の給電点を欲張って少しだけ高くしようと思っています。
昔、知り合いのOMさんが、「煙とアマチュアは高いところに上がりたがる」って口癖でした。

<さび止め再塗装>
タワーを建てるときにマストにジンク塗料を塗ったが、折角マストを降ろすので塗り残しや剥がれた部分を補修する。

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以上を年寄りでも安全、スムーズにするために、当初から考えていた「マスト昇降装置」を具体化しなければならない・・・ほとんど「趣味の世界」と云うOMさん達も多い。

実は一番頭に引っかかっていたのは、マストを下げるときにタワーの内側に設置してある「ローテータ―が邪魔だ」と云う点だった。

タワーの中心でマストを下すためには、ローテータ―を何処かに移動させなければ無理だ・・・と云う当たり前の話だ。

固定ベースごとスライドできるように?
固定ベースに蝶番を付ける?
ローテータ―を付けたままで昇降させる?

お金と時間を掛ければ色々できるだろうが、これが解決しなかったので昇降装置の取付けまで中々たどり着かなかった。

今回、改めて図面を確認すると、ローテータ―(最大直径160mm)の止めネジをはずして300mm角のタワーの隅っこにずらして置けば、多少(約4.7mm)ぶつかるものの、アマチュア的には何とかなりそうなことが分かった。

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決断してしまえば簡単なことなのだが、この方法に落ち着くのに一冬を費やした。まさに「下手の考え休むに似たり」ですね。

そこで、ベランダからルーフタワーの上まで安全に上れる4m長の梯子を通販サイトで入手して、アンテナ作業の再始動を決意しました。

イメージ 2  イメージ 3

マストの昇降装置が完成すると、梯子でタワーの最上段に足を掛ければ、マストの頂点にまで手が届くようになる。揚程は約2mですが、気分だけは、まるで高価なクランクアップ・タワーです。

ウィンチやワイヤなど、これに使う材料はすでに去年の秋に揃えてあるので、後は体を動かすだけ。

その他、更に先送りになりそうな積み残し課題もあります。

430MHz八木アンテナの取付け調整
V-DPのマッチングボックス製作
430MHz用直下型ブースター取付け
クシュクラフトR-8(7~50MHzバーチカル)の設置

最近、下手な英語(解ればよい程度)でQRZ.comに次のような一文を載せました。平たく言えば「お金がもったいないのでBUROです・・・」と云う感じで書いたつもりです。

Life is long, so I'm waiting to pleasure
for QSL card to arrive via the bureau.

モノづくりも一緒で、人生は長いので気長に取り組みますか?